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安平に復興シンボル、道の駅オープン 地元の食求めにぎわう

2019/4/19配信

 安平町追分地区で19日、道の駅「あびらD51(デゴイチ)ステーション」がオープンした。"鉄道のまち"をアピールする鉄道資料館を併設し、地元の新鮮な農産物や特産品を並べた施設は、開業と同時に町内外から大勢の人たちが訪れ、にぎわいを見せた。町民らは、胆振東部地震で被災した町の復興のシンボルとなる観光施設の誕生を喜んでいる。

 「あびらD51ステーション」は全道で124番目、胆振と日高では13番目の道の駅。苫小牧市と岩見沢市を結ぶ国道234号沿いに造られたのは初めて。敷地面積は1万5745平方メートルで、平屋建ての施設の延べ床面積は併設の鉄道資料館を含めて1371平方メートル。117台分の駐車スペースも用意し、総事業費は9億9000万円。施設はあびら観光協会が指定管理者として運営に当たり、年間32万人の来客を見込んでいる。

 施設内には町特産のカンロを使ったソフトクリームや菜の花コロッケなど特産品販売コーナーが設けられ、レタスや長イモなど農産物直売所も。町民待望のオープンを迎えたこの日午前、各地から足を運んだ人たちでにぎわい、焼きたてパンなどを買い求める列もできた。屋外では「いぶり美食祭」が催され、鶏肉を使った同町の「あびチキロール」、厚真町のジンギスカン、むかわ町のギョーザなど、地震で被災した胆振東部3町のご当地グルメが販売され、人気を集めた。

 札幌市から訪れた清野武男さん(70)は「農産品とSLをテーマにした道の駅は安平らしさが伝わってくる。食事もおいしい。また来ようと思います」と話した。

 併設した鉄道資料館では、かつて追分に蒸気機関車(SL)の基地が設けられ、鉄道のまちとして栄えた当時の機関士の制服やSLの速度計、石炭スコップなど関連資料を紹介。6月中旬には、同町の旧鉄道資料館から実物のSL「D51―320号」を運び込むほか、道内で活躍した特急車両「キハ183系」も展示する。

 開業を前に18日、関係者約150人出席の記念式典が同施設で開かれ、テープカットで完成を祝った。及川秀一郎町長は「復興元年の象徴的施設となる。多くの人に来てもらうことで、町の活気が生まれれば」と期待。道の駅の遠藤眞教支配人(68)は「観光だけでなく、町民のコミュニティー拠点としても活用していきたい」と話した。

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