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不登校でも学ぶ機会を 日新町の塾が通信コース開設

2019/4/13配信

 苫小牧市日新町1の学習塾「みんなの教室ココスタ・ラボ」が、不登校の小中学生や高校生向けの学習コースを開設している。インターネット回線を利用した通信学習で、パソコンなどの通信機器があれば自宅でも勉強できる。すでに数人の生徒が自宅での学習に取り組んでおり、畠山俊彦代表(44)は「子どもたちが自信を取り戻すきっかけにしてほしい―というのが一番の思い。学びの多様化に少しでも貢献できれば」と語る。

 「ココスタ・ラボ」は、東京都内の企業が開発したデジタル教材を用いた完全個別学習スタイルの塾。昨年9月に開設された。

 教材はパソコン上で、オリジナルキャラクターが問題の解き方を動画で解説したり、練習問題、応用問題を出題する。間違ったり、理解が不十分な場合には解き方を繰り返し説明し、習熟度に応じて問題の難度も上がったりと、一人ひとりに合わせたプログラムが自動的に展開されるのが大きな特徴だ。

 このシステムを活用して開塾後、間もなく自宅で学べる通信制コースを開設。その一つとして「長期休養中(不登校)専用コース」を設けると、子どもが不登校状態という親からの相談が次々と寄せられ、畠山さんは「想像以上のニーズの高さに驚いた」と振り返る。

 不登校状態が長引き、何年分もさかのぼって学び直しをしなければならないという子どもや、意欲を保てずに家庭学習が続かないといった状況に、不安を抱いた親が相談を寄せるケースも多いという。

 現在、「ココスタ・ラボ」には小学生から高校生まで約20人が登録し、うち半数以上が通信コースを選択。部活動などで忙しく、効率的に受験勉強を進めたい―と登録するケースもある。不登校状態の生徒は数人おり、それぞれ高校進学や高校卒業程度認定試験の合格などの目標に向かって懸命に勉強に励んでいるという。

 市教育委員会によると、市内の不登校状態の小中学生は2017年度は209人、18年度は215人に上った。

 畠山代表は「不登校の子どもの多くが学校で勉強をしていないことに罪悪感や焦燥感を抱き、『自分は駄目な人間』だと自信を無くしている」と指摘。「どんな形であっても勉強し続ければ、自信につながる。学びの一つの形として、不登校に悩んでいる子どもに自宅学習という選択肢を知ってもらえたら」と話す。

 問い合わせはココスタ・ラボ 電話0144(82)7234。

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