4

23(火)

胆振の
明日の天気

晴れ後一時雨

17 / 4

主要

室蘭言泉学園の児童養護施設 苫小牧市内2カ所目を開設へ

2019/3/16配信

 室蘭市に本部を置く社会福祉法人室蘭言泉学園(菅野登一郎理事長)は、さまざまな事情があって親と暮らせない子どもを受け入れる児童養護施設「はまなす」を4月、苫小牧市緑町に開設する。市内の児童養護施設は同法人が2016年4月、山手町に設置した地域小規模児童養護施設「鈴蘭」に続いて2カ所目。新規施設も鈴蘭と同様、定員6人の小規模施設を予定している。

 親の病気や死去、経済的な困窮、虐待などを理由に親に代わって社会的な養護を必要とする子どもは、国内で4万5000人を超える。児童養護施設は、そうした子どもたちの主要な受け皿となっており、全国で約3万人が各施設で暮らしている。

 室蘭言泉学園は、胆振管内唯一の児童養護施設を運営する社会福祉法人。現在、室蘭市内に定員28人の施設を設置しているほか、定員6人の小規模施設を室蘭市内に2カ所、苫小牧市山手町に1カ所設けて計46人の子どもを受け入れている。

 山手町の鈴蘭は最も新しく、施設のニーズが高い苫小牧でも受け入れ体制を整えるため3年前に開設した。

 社会的な養護を必要とする子どもが増加傾向にある中、国はより家庭的な環境での養育が求められているとみて、里親の委託率向上に加え、既存の施設の小規模化や地域分散化などを推し進めている。

 同法人もこの流れを受け、施設の在り方を再検討。室蘭の本体施設の定員を6人減らし、苫小牧市内に定員6人のはまなすを新設することを決めた。

 はまなすは、緑町の戸建て住宅を利用。一般家庭に近い環境の中で子どもたちが生活を送る。鈴蘭には現在、小学生から高校生までの6人が暮らしているが、同法人の担当者は「学校での出来事や進学の話で毎日盛り上がるなどまるで、きょうだいのような関係性を築いている。一種の絆も生まれている」と語る。

 はまなすも同様に、小規模施設としての特徴を生かした施設運営で、子どもたちの豊かな成長を支えていきたい考えだ。

 市内2カ所目の児童養護施設が開設されることについて、市健康こども部の桜田智恵美部長は「虐待の増加などで社会的な養護を必要とする子どもが苫小牧でも増えており、地域での受け皿が広がるのは大変ありがたい」と話している。

週間ランキング

集計期間 04/16〜04/23

お知らせ

受付

苫小牧民報社から