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マオリとアイヌの交流アピールへ NZの実業家・スミスさん、日本で大型壁画芸術祭を計画

2019/3/9配信

 ニュージーランドの先住民族マオリの実業家、ジャー・スミスさん(36)が5日から9日まで千歳市や苫小牧市に滞在し、道内で開催を計画する「大型壁画芸術祭」の会場選定に向けた視察を行った。芸術祭は「マオリとアイヌをつなぐ内容」とし、2020年夏ごろにも実現したい考え。具体的な候補地絞り込みはこれからだが、スミスさんは「苫小牧は白老や(平取町)二風谷などアイヌゆかりの土地に近く、交流しやすいと感じた。最も有力な候補地の一つ」と話す。

 スミスさんは、苫小牧市と姉妹都市の盟約を結ぶニュージーランド・ネーピア市近郊などで毎年、ビルなどの高層建築物をキャンバスにマオリの伝統的な模様や芸術的センスを生かした巨大壁画を描く芸術祭を開催している。

 北海道の先住民族であるアイヌとの芸術を介した交流を模索するスミスさんは5日、神奈川県厚木市在住の映像作家柳田好太郎さん(29)と共に、ニュージーランドから国際線で新千歳空港に到着。札幌などを訪れたスミスさんらは共通のマオリの知人を介して6日、マオリと長年親交があるアイヌ文化継承グループ、苫小牧うぽぽの会長佐々木義春さん(66)と会い、白老町や平取町二風谷のアイヌ関係施設、苫小牧市内のビルなど高層建築も視察した。

 スミスさんは「マオリとアイヌの伝統的な文様に彩られたインパクトある芸術作品を街中の人や観光客に見てもらい、先住民族同士の国際的な交流をアピールしたい」と意気込む。

 視察や開催準備の様子を記録している柳田さんは「アイヌ、マオリその他のアーティスト計10人による国際的な芸術祭になると思う。市役所などを訪れて協力をお願いしている最中」と言う。

 マオリと長年交流がある佐々木さんは「いつ訪ねても親切で、温かく迎えてくれるマオリを、今度は私たちが同じように迎える番」と強調。「苫小牧で大きな芸術祭が実現することを友人として願っている」と語った。

 スミスさんらは10月下旬ごろにも来苫する予定だ。

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