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苫小牧市出身の山端博臣さん、メキシコで奮闘 日本の文化発信に一役

2019/2/11配信

 メキシコのレストランで、料理人を務める苫小牧市出身の山端博臣(ひろたか)さん(35)が、苫小牧の市民グループ「ハマ遊の友」(高橋承子代表)の協力を得ながら、現地で着物など日本の伝統文化発信に取り組んでいる。

 山端さんは苫小牧西高を卒業後、札幌市内の料理専門学校で和食、洋食の調理技術を学んだ。同市内で日本を代表するフランス料理シェフ三國清三さんの料理店に就職したが、海外への憧れから2006年から2年間、メキシコで日本語教室の講師を務めた。

 講師契約終了後は一時帰国し、苫小牧市内のノーザンホースパークのレストランなどで働いたが、友人の誘いで13年からメキシコシティにある日本とメキシコの文化交流施設「日墨会館」のレストランで、料理長を務めている。

 同会館の広大な敷地内には、枯山水の日本庭園や京都国際マンガミュージアムから寄贈された漫画本3万冊などをそろえた「マンガ図書館」が設けられている。「日本は文化豊かな国だと現地で強い関心を持たれている」と山端さん。一方で、「忍者はいるの」といった質問を受けることもあり、「日本文化をきちんと伝えたいと思うようになった」と言う。

 さまざまな情報発信について試行錯誤する中、日本が誇る伝統文化の一つとして、着物の魅力を伝えたい―と考え、苫小牧で暮らす母親の京子さん(67)に相談。京子さん自身が着付けを学んだ講師を通じ、洋裁教室などを手掛ける同グループとつながった。

 昨年10月には、メンバーが手分けし、羽織はかまや振り袖、打掛(うちかけ)など10着ほど用意。簡単に着られるようマジックテープを縫い付けるなどし仕立て直し、山端さんを通じて、漆塗りの弁当箱などと一緒に同会館へ贈った。山端さんによると、着物は現地の人たちにとても好評で、同会館から感謝状を受けた。

 「せっかくの縁を大切にしたい。メキシコで頑張っている苫小牧出身の若者を応援したい―という気持ちもあった」と高橋代表。今後は大漁旗を現地に送る予定だ。

 山端さんは「日本文化に親しみを持ってもらえるような機会をこれからも、提供していきたい」と意気込んでいる。

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