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チップヤード、苫小牧港に集約 室蘭港の荷揚げ、19年末で停止-日本製紙

2019/2/6配信

 日本製紙(本社東京)は、輸入チップの受け入れ先として利用している室蘭港崎守埠頭(ふとう)のチップヤードを廃止し、2020年1月から苫小牧港の勇払埠頭に集約する。設備の老朽化に加え、北海道工場勇払事業所が洋紙生産撤退後にバイオマス発電所を整備することから、チップヤードを1カ所に集約して原料輸送の効率化を図る。

 同社によると、室蘭港のチップヤードは1975年に供用を開始。敷地面積は約5万平方メートルで、2017年度の取扱量は約74万トン。ブラジルやチリなどから輸入し、白老事業所(白老町北吉原)に搬入するまでの間、一時保管している。近年は飛散防止用フェンスなど設備や施設の老朽化が目立っていたが、改修費などが課題だった。

 こうした中、同社は紙需要の低迷を受けて勇払事業所での洋紙生産撤退とバイオマス発電事業の新規導入を表明。コスト削減に向けた効率化を進めるため、チップヤードの廃止と機能集約を決めた。室蘭港でのチップ輸入は19年12月で停止。保管分がなくなり次第、解体する。

 同社担当者は「いろいろ検討したが苦渋の決断だった。長年使用させていただいている室蘭市に対しては大変申し訳ない」と説明。室蘭港のチップヤード跡地利用は「まだ何も決まっていない」とし、白老事業所には今後、勇払事業所からチップを供給するという。

 同事業所内で展開する木質バイオマス発電事業は、大手総合商社の双日(東京)と共同出資による合弁会社が運営する方向で準備中。構内の北西側に広がる約7ヘクタールの敷地を活用し、20年3月に着工、22年の営業運転開始を目指す考えだ。

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