歳末に大浴場大掃除 登別の第一滝本館
2018/12/17配信
今年創業160周年を迎えた、登別温泉の老舗第一滝本館=登別市登別温泉町=で17日、歳末恒例の大浴場大掃除が行われた。社員約20人がデッキブラシで浴室の床を丹念に磨き上げた。
1年間使用した浴場と湧き出るお湯への感謝の気持ちを込めて行う行事。社員たちはバケツで浴槽のお湯を床に流した後、洗剤をまき、ブラシで丁寧にこすっていった。
最後は大浴場の柱にしめ縄を飾り付け、一本締めで清掃を終えた。
同社によると、昨年11月から今年10月末までの来館者は例年並みの約25万人。胆振東部地震後、入り込みは一時的に落ち込んだが盛り返した。来館者の3割ほどが外国人で中国、韓国、香港などから訪れる人が多いという。
28日から1月5日までの年末年始は、1日当たり900人以上の予約が入っており、ほぼ満室だという。
清掃を陣頭指揮した草替一彦支配人(45)は「お客さまと自然のお湯に感謝の気持ちを込めて清掃をしました」と語った。