4

22(月)

胆振の
明日の天気

晴れ後曇り

11 / 3

主要

安平町子ども未来義援金、支援の輪広がる 小中高校などに分配、寄付呼び掛け

2018/12/13配信

 胆振東部地震で大きな被害を受けた安平町の子どもたちの学習機会を守ろうと活動するボランティア団体「安平町子ども未来義援金(ACFD)」に対する、支援の輪が広がっている。はやきた子ども園(早来大町)の園長井内聖さん(44)らが震災直後に立ち上げた組織で、12月末まで町内の小中学校、高校などに分配する寄付金を募っている。インターネット交流サイト(SNS)を通じて協力を呼び掛けており、12日には恵庭市民有志でつくる『スペース土(ど)チャント』を恵庭で見る会(国府田稔会長)が同園を訪れ、善意を届けた。

 ACFDは、Abira Children's Future Donationの略。同町で被災した高校生以下の子どもたちの学習サポートを目的に、町内早来地区と追分地区の市民団体に所属する20~50代の町民約30人が協力し、立ち上げた。

 今回の地震後、校舎が使えない追分小の児童は追分中に通い、早来中の生徒は町民センターを仮設教室に授業を受けるなどしており、子どもたちの学習機会が失われないように―と11月5日からは慶応大や国際基督教大、順天堂大卒などの町民6人を講師に費用無料の「あびら未来塾」も同園で開講。来年3月中旬まで、月曜と木曜の週2回、約30人の中学生の自学学習サポートを続ける。ゲスト講師として建築デザイナーやスポーツトレーナーなどを迎えており、今月3日には芸能人の千堂あきほさんが進路について経験談を披露した。

 9月15日ごろ、募金を呼び掛けるフェイスブックページを立ち上げたところ、12日までに趣旨に賛同した個人や団体から約450万円が寄せられた。寄付金は町内の園児や児童、生徒に還元するため12月31日まで募集。同日時点の児童生徒数で割り、学校などに分配する予定だ。

 12日は、恵庭市出身の内倉新五さん(39)が参加する3人組の音楽グループ「スペース土チャント」を支援する有志の会『スペース土チャント』を恵庭で見る会の実行委員5人と内倉さんらバンドメンバー3人が園を訪れ、義援金の目録を手渡した。

 同グループが10月13日から全国各地で展開したチャリティーライブで集まった6万701円と、全国ツアーの締めくくりとなる11月18日、恵庭市島松仲町で開いた「安平町子ども未来義援金チャリティーライブin恵庭・本物のカッコいい音楽に触れよう!」の会場で売り上げた物販収益の一部などを含む計20万円。

 3~5歳の園児約120人にアフリカ系の民族音楽や民謡、ジャズなどを取り入れた軽快な音楽もプレゼント。園児らは拍手したり、体をリズムに乗せて動かしながら楽しそうに聞き入っていた。

 内倉さんは「音楽に合わせて子どもたちが笑い、元気に踊ってくれてうれしかった」と笑顔。井内さんは「皆さんの厚意や音楽による支援がありがたい。寄付金は子どもたちのために大切に使いたい」と話していた。

 寄付金の送金先は北海道銀行早来支店 普通口座0554879、口座名義は安平町子ども未来義援金。

週間ランキング

集計期間 04/15〜04/22

お知らせ

受付

苫小牧民報社から