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経済交流の拡大目指し、タイで苫小牧港アピール

2018/11/21配信

 港湾関係の団体や企業などで組織している苫小牧港利用促進協議会(会長・岩倉博文苫小牧市長)は20日、ポートセールス訪問先のタイ・バンコク市で「苫小牧港セミナーinタイ」を開いた。同市のホテルに現地の港湾・物流関連の企業関係者ら約90人を招き、タイと北海道の経済交流の促進に向けて、北日本最大の国際貿易港・苫小牧港の活用と優位性をアピールした。


 同協議会は、苫小牧港の知名度向上と利用促進を図るため、2011年度から毎年海外でポートセールスを実施している。今年度は、道がバンコクのサイアム高島屋内に道産品アンテナショップ「北海道どさんこプラザ」を今月9日オープンさせ、道産品の輸出拡大を目指していることから、訪問先にタイを選んだ。岩倉市長や苫小牧港管理組合、苫小牧商工会議所、港湾・物流関連企業の関係者ら30人が19日夕に現地入りした。

 20日夜のセミナーには、タイの海運や物流企業、商社などの担当者が出席。あいさつに立った岩倉市長は、昨年の日タイ修好130周年に触れて「経済を含めた交流の活発化に期待したい」と述べ、苫小牧港をPRした。

 また、同協議会事務局の担当者が苫小牧港の立地の優位性や港湾機能、特色についてスライドを使って紹介し、同港の利用を呼び掛けた。引き続き立食形式のパーティーを開き、参加者らは名刺交換をしながら交流を深め、ビジネスの可能性について話し合った。参加した総合商社・丸紅タイランドの鳥山洋副社長は「北海道からホタテや長いもがタイに輸入されており、北海道は観光地としてもタイ人の間で人気が高い。スイーツなどの道産品の輸入ニーズもこれから増えるのでは」と経済交流の進展に期待を寄せていた。

 セミナーの開催に先立って同協議会一行は、20日午前にバンコク港を視察。運営に当たるタイ港湾庁の担当者は「取扱貨物量は年間150万TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個)」と説明。一方、同港が抱えている課題として「水深が浅いため大型のコンテナ船が入港できない上、河川の上流から港に土砂が流れ込み、撤去費用がかかる」と話した。

 同日午後はバンコク市内から東へ30キロ離れた内陸部にあるコンテナ中継基地・ラッカバン・インランドデポを訪問。96ヘクタールの広大な敷地で民間6社が運営している状況について、丸紅、上組、PSA(シンガポール)の合弁会社ESCOの担当者から説明を受けた。

 同国では、年間780万TEUの取扱貨物量を誇る国際貿易港レムチャバン港も運用されているという説明に、同協議会メンバーから「苫小牧港は年間20万TEU。スケールが違う」と規模の大きさに驚く声が上がった。

 一行は21日、バンコク港から100キロ離れたレムチャバン港を訪れ、コンテナクレーンを遠隔操作する最新テクノロジーの港湾設備などを視察。22日に帰国する。

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