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北海道胆振東部地震

旬の味で復興願う 鵡川ししゃもまつり開催

2018/11/3配信

 胆振東部地震で震度6強の揺れに見舞われ、大きな被害に遭ったむかわ町で3日、復興イベント「鵡川ししゃもまつり」(実行委員会主催)が始まった。鵡川中央小グラウンドを会場に4日までの日程で開催。初日は道内各地から大勢の人が来場し、町の復興を願いながら、秋晴れの下で旬の特産シシャモを味わったり、芸能人のステージを楽しんだりした。

 ししゃものイベントは毎年開催されているが、町観光協会など実行委は今回、地震被害に遭った町の再興に弾みをつけようと、開催期間を2日間にし、内容も充実させた。

 実行委によると、開始の午後1時の来場者数は約3000人に上り、大混雑。名物の焼きシシャモをはじめ、シシャモ尽くしの料理が味わえるコーナーのほか、苫小牧市や日高町、平取町など近隣自治体の地元グルメの飲食ブースなどが並び、買い求める人たちの長い列ができた。

 タレントの田中義剛さんや歌手の森高千里さん、因幡晃さんなどのステージも行われ、夕方からは花火大会も。来場者は秋のイベントを堪能しながら、被災者の生活再建や町の復興を願っていた。

 会場に足を運んだ札幌市の団体職員加我仁信さん(39)は「地震で開催を心配していたが、今年も開くと知って楽しみにしてきた」と話した。夫婦で来場した旭川市の三浦和雄さん(70)は「復興の助けになれば幸い。町を観光してお土産もたくさん買うつもりだ」と笑顔を見せた。

 むかわ町のパート従業員の貞野(さだの)小百合さん(43)は「働いていた店が全壊になり落ち込んでいたが、町が元気になればとイベント準備にも参加した。町が明るくなるきっかけになれば」と話した。

 4日の開催時間は午前9時から午後2時。鵡川高校の吹奏楽部や地元和太鼓サークルの演奏などのステージが予定されている。実行委は2日間で1万人の来場を見込んでいる。

 開催に当たり実行委は、インターネット上で資金を募るクラウドファンディング(CF)を実施。開始の10月19日から締め切り日の今月2日までに54人から69万6000円が集まり、善意を運営費などの一部に充てた。

 町観光協会の荒舘康治事務局長(44)は「寄付は本当にありがたい。このイベントをみんなで力を合わせて町を元気にしていく一歩としたい」と話し、多くの協力に感謝していた。

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