ウトナイ湖、渡り鳥でにぎわう
2018/10/16配信
ラムサール条約登録湿地ウトナイ湖(苫小牧市)が、秋の渡り鳥シーズンを迎えている。ガンやハクチョウなど水鳥が湖面で羽を休めたり、群れで飛び回ったりと、にぎやかな光景が続いている。
同湖は渡りルートの重要中継地。秋になると日本での越冬のため、繁殖地ロシア方面から数多くの水鳥が集まってくる。日本野鳥の会によると、9月に入ってから天然記念物のヒシクイやマガンが次々に飛来。今月になってオオハクチョウやコハクチョウも姿を現した。
本州方面の越冬地を目指す水鳥たちは、湖上で渡りの長旅の疲れを癒やした後、また次の中継地へ。飛来は11月ごろまで続き、ピーク時には例年、数千羽の野鳥が舞う日も。ウトナイ湖サンクチュアリの和歌月里佳レンジャーは「秋のバードウオッチングを楽しんでほしい」と話す。