9

24(月)

胆振の
明日の天気

曇り後晴れ

21 / 15

北海道胆振東部地震

胆振東部の農業被害が深刻化 収穫期でも出荷ままならず

2018/9/13配信

 厚真町で震度7を観測した胆振東部地震の発生から13日で1週間となるが、農業への影響が深刻化している。畑や自宅が被災した農業者は多く、共同選果場などの施設も損傷し、収穫期を迎えたトマトやジャガイモ、コメなどの出荷はままならない状況だ。

 鵡川農業協同組合などによると、地震や停電で倉庫、選果場などが損傷。11日は農協や農家がジャガイモを保管していた倉庫から別の場所に移す作業に追われた。農協営農部など職員が現場に出て対応している。

 鵡川農協は2018年、トマト9億円、ジャガイモ2億円2000万円の年間出荷額を見込んだが、地震や台風による大きな影響が予想されている。12日にはトマトの選果場が稼働を再開。農家が持ち込んだトマトを関係者が選別する光景が見られたが、同農協は「6月から7月の長雨の影響をまとめ、対策を考えているところだった。台風と地震は想定外だった」と肩を落とす。

 鵡川蔬菜園芸振興会の平島道弘会長(50)はむかわ町宮戸にある約5ヘクタールの畑で、着色前のトマトの大半が枝から落ちる被害を受けた。畑ではカボチャや大豆、ソバ、レタスも生産しており、品質に問題のない作物を集め出荷している。

 とまこまい広域農業協同組合厚真支所によると、ホウレンソウやブロッコリーなど一部野菜の出荷が始まったが、今回の震災による農業被害の調査はほとんど手付かず。厚真町上野のライスセンターなどで設備の損壊があり、出荷を円滑にできない。復旧には少なくとも約10億円かかる見込みで、同農協の担当者は「国や道などからの支援が必要」と訴える。

週間ランキング

集計期間 09/17〜09/24

お知らせ

受付

苫小牧民報社から