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北海道胆振東部地震

苫小牧東港で被害多数 一部再開も、完全復旧の見通し立たず

2018/9/11配信

 6日未明の胆振東部地震で、本道最大の海上物流拠点である苫小牧港・東港の苫小牧国際コンテナターミナル(苫小牧市弁天)で液状化現象やアスファルト舗装面の亀裂など多数の被害が確認された。被害はターミナル全域に及び、コンテナの入出庫が10日まで全面休止された。一部の応急補修工事がほぼ完了し、11日午前8時半から荷物入りコンテナ限定で受け入れを再開。物流機能が暫定的に動き出し、補修工事も続けられているが、完全復旧の見通しは立っていない状況だ。

 苫小牧港管理組合などによると、地震発生当日の6日以降に行った現地調査で、同ターミナルへの進入路や、コンテナ保管エリア全体で液状化や地面の陥没、隆起が多数確認された。液状化が起きた現場では周辺一帯に砂や小石が広がり、保管エリアのアスファルト舗装面に大きなひび割れや段差、陥没が発生したり、コンクリート製ブロックが浮き上がったりと、多数の被害が出た。

 被害を受け、7日に国土交通省や同組合、研究機関などが合同調査を実施。現在、被害状況の分析を進めている。

 復旧に向けて苫小牧港管理組合は8日、岸壁に設置された大型コンテナ荷役機械ガントリークレーンの背後にある荷物入りコンテナ保管エリアを最優先に応急工事を開始。10日までにほぼ完了したことから、11日朝に荷物入りコンテナ限定で荷役を再開した。同日正午現在、外国貨物船2隻が荷揚げや荷降ろし作業を進めている。

 一方、荷役がストップしている空コンテナについては、11日に保管エリアの復旧工事が始まった。苫小牧市内の港湾運送事業者は「輸出貨物を積み込むための空コンテナが調達できず、輸入貨物の荷降ろしをした後の空コンテナを置く場所もない」と話し、物流に影響が出ているとした。

 同管理組合は「当面、ターミナルでの荷役は荷物入りコンテナ限定になる」としているが、「保管エリア内に砂利を敷くなどして空コンテナ置き場を拡張することも検討中」と言う。本復旧に向けては「国に対する災害申請手続きなどが必要になる」としており、本道の物流拠点の完全回復の時期については見通しが立っていない状況だ。

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