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北海道胆振東部地震

生活一変 混乱、不安 ガソリンスタンド前に長蛇の列

2018/9/7配信

 胆振東部地震で、震度5強に見舞われた苫小牧市内では、市民生活の混乱が続いている。給油を再開したガソリンスタンド前には長い車列ができ、コンビニエンスストアでは、食料品や電池などが品切れ。一部地域で停電が続いており、多くの市民が真っ暗な自宅や避難所で不安な一夜を過ごした。

 市内表町の、昭和シェル石油市役所前SSには6日午後、自家用車の燃料を求める市民が殺到。店舗前から500メートル以上にわたって車が並んだ。

 日の出町の主婦(40)は「2時間前から待っているが少しも列が前に進まない。いつになったら燃料を入れることができるのか不安」と話した。

 ハマナスクラブ苫小牧日吉店(日吉町)では、6日早朝から飲料や食料品を求める地域住民の行列ができ、弁当やパン、カップラーメン、電池、トイレットペーパーなどが軒並み品切れになった。男性経営者は「手軽に食べられるレトルト食品も人気で完売。電池もすぐに売り切れ。商品棚はがらがらです」。

 家族4人で、停電した自宅で一夜を過ごした拓勇東町の会社員上田真司さん(34)は日中に、ラジオやランタンを用意。自宅に設置した太陽光発電で炊飯し、おにぎりを作って夜に備えた。満足に電気を使えない不便な暮らしに、上田さんは「備えの大切さを改めて実感した」という。

 あす以降のことを考え、ティッシュやトイレットペーパー、軽食などをまとめてバッグに詰めながら「いつまで続くのか」と不安を募らせた。

 余震への不安と地震により発生した停電の影響で市が開設した避難所には6日、一時避難する市民の姿も目立った。

 青葉町の苫小牧西高校には、近隣の市営住宅などから50人ほどが避難。市職員はペットボトル入りの水や緊急食料のパンなどを配布した。家族3人で避難してきた大成町の主婦(39)は「停電で水が出なくなったのでここに来た。早く完全復旧してほしい」と述べた。

 不便を強いられる市民のために行政機関も支援を実施中。苫小牧港・西港の南埠頭(ふとう)に入港した海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」と掃海艇「いずしま」は災害支援を始めた。7日午前7時から午後8時まで入浴支援、給水支援、医療相談、携帯電話等充電サービスを行う。

 「しらせ」は一般公開イベントのため、同港に向かっていたが地震発生を受けてイベントを中止して災害対応に当たることになった。しらせ船内で入浴した市内双葉町の会社員南山純さん(36)は「自宅は停電で風呂が沸かせず困っていた。とてもありがたい」と語った。「いずしま」では、船内で調理したおにぎりなど救援物資をバスに乗せて、むかわ町内に送る支援も行っていた。

 市内北栄町の沼ノ端スポーツセンターでは7日午前10時から午後3時までトイレとシャワーを開放した。

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