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地元出身受験生が増加、委託生入試制度から5年 東胆振への就職率7割超-苫看護専門学校

2018/8/20配信

 苫小牧市医師会設置の苫小牧看護専門学校(苫小牧市住吉町)が、地域での看護師確保を目指し2014年度に委託生入試制度を導入してから5年がたった。市内医療機関への就職を確約すれば在学中に奨学金が得られ、一定期間の勤務で返済を免除される仕組み。地元出身の受験生に人気が高く、学校全体での東胆振への就職率が7割を超えるなど、成果を上げている。

 同校は、看護学科(3年制)の1学年定員40人のうち、20人を委託生入試で募集。受験生は市内5医療機関(道央佐藤病院、苫小牧市立病院、苫小牧日翔病院、苫小牧東病院、苫小牧泌尿器科・循環器内科)から就職先を選び、各医療機関の面接に合格すると出願できる。受験科目から国語が免除され、入学金も10万円安い8万円と一般入試に比べ優遇されており、入試倍率は毎年2倍程度となっている。

 医療機関は就職を確約した学生が看護師として一人前に育つよう、同校に教育を委託する形。卒業までの3年間、月5万円(一部機関を除く)の奨学金を貸与する。総額180万円となり、3年分の授業料相当分。確約通り就職すると、一定期間(おおむね3年間)の勤務で奨学金の返済が免除される。

 同入試の導入で、管内(東胆振1市4町)出身の入学生は増加。1学年全体で40人のうち、管内出身者は06年に13人と3割に過ぎなかったが、14年のスタート時には33人と8割を超え、18年も34人と横ばいで推移している。平松聡美副学校長は「故郷で働きたい東胆振の高校生が、奨学金を活用して学ぼうと当校を志願するケースが増えた」と手応えを語る。

 同入試による入学1~2期生は既に卒業し、ほぼ全員が確約していた医療機関に就職。1学年全体で導入前の学生の就職先は管内が5割にとどまり、半分は札幌や室蘭に流出していたが、導入後は管内就職率が7割を超えている。

 苫小牧市立病院は、毎年25人程度を採用するうち17年度17人、18年度13人を委託生が占めた。委託生入試を経て、4月に就職した看護師の森はる花さん(22)は「親に学費を負担させずに済み、看護師として地元に就職する希望もかなえることができた」と笑顔。佐々木薫事務部長は「地元出身の看護師は定着率が高く、優秀な人材も多いため看護の質が高まる」と期待を寄せた。

 19年度の委託生募集の問い合わせは各医療機関へ。

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