8

18(土)

胆振の
明日の天気

曇り時々雨

23 / 17

主要

苫小牧中央IC、着工から1年 連結道路の工事も着々。20年供用開始へ順調

2018/8/7配信

 苫小牧市高丘で行われている道央自動車道苫小牧中央インターチェンジ(IC)=仮称=の建設工事が8日で着工から1年を迎える。初年の2017年度は、道が主体となって、国道276号(支笏湖通り)と高速道路本線を結ぶ連結道路の整備を展開。18年度からは本線西側エリアの連結道路建設を受託する東日本高速道路(ネクスコ東日本)の作業も始まった。工事はほぼ順調に進んでおり、管轄する室蘭建設管理部苫小牧出張所は20年秋ごろの供用開始に向けて工事を進める方針だ。

 苫小牧中央ICは、苫小牧東ICと苫小牧西ICのほぼ中間に位置する。国道276号と本線を結ぶ道道の連結道路は延長約1・2キロ(幅員14・5メートル)で片側1車線。事業総額は約29億5000万円で国と道が50%ずつ負担する。

 IC新設により、苫小牧港や市内中心部のアクセス性が大幅に向上。貨物など物流の効率化に加え、多様化する観光ニーズへの対応も期待される。苫小牧中央ICと市内中心部をつなげる国道276号の緑跨(こ)線橋も現在架け替え工事が行われており、同ICの供用が始まる20年秋以降はアクセスの利便性が一気に高まる見通しだ。

 建設工事は初年度、周辺樹木の伐採と連絡道路の約400メートル区間の掘削を中心に展開。18年度は掘削区間をさらに伸ばすほか、「ボックスカルバート」と呼ばれる排水用管路などの工事を進めている。現場では、連結道路のルートに沿って土地を谷状に削り、その斜面には大昔の地層も出現。室蘭建設管理部は、地元小学生の野外学習にも活用した。

 掘削で発生した大量の土砂は、有効活用するため、工業用地分譲を手掛ける株式会社苫東に約4万トン、岸壁埋め立て用に苫小牧港管理組合へ約7万トンをすでに無償提供。今度も提供する方針という。

 今年1月には工事区域内で縄文時代の遺物が見つかり、道教育委員会の現地調査も同時並行で行われている。同苫小牧出張所の佐藤雅史所長は「現時点で第1期調査(約1800平方メートル)が終了し、作業に影響が出るような報告はない。今後は約4000平方メートルの調査が行われる予定だが、工事に影響がない形で続く見通し」とする。

 18年度からは高速道路本線北側の連結道路工事を受託するネクスコ東日本北海道事業所の作業もスタート。全体工事はほぼ計画通り進んでおり、室蘭建設管理部は「20年秋ごろの供用開始に向け無事故で工事を進めたい」としている。

週間ランキング

集計期間 08/11〜08/18

お知らせ

受付

苫小牧民報社から