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アイスホッケー

王子、優勝見据え始動 「自信」と「悔しさ」ばねに-アイスホッケー

2018/6/12配信

 アイスホッケーアジアリーグの王子イーグルスは11日、苫小牧市表町の王子製紙室内練習場で全体練習を開始した。昨季レギュラーリーグで5位と苦しみながら、プレーオフ・ファイナル(決勝)まで勝ち上がった自信とアジアの頂点に一歩届かなかった悔しさを胸に臨むシーズン。FW久慈修平主将は「何としても優勝をファンに届けたい。勝利する姿を見せられるようにする」と意気込みを語る。

 同日午後、小柳利哉トレーナーから講義を受けた後、室内練習場に移動。両足ジャンプやサイドジャンプ、垂直跳び、懸垂、瞬発力を養う短い距離のダッシュなど恒例の体力測定に臨んだ。プレーオフでサハリン(ロシア)を下し、決勝まで進んだ「自信」と最後の最後で負けた「悔しさ」。この二つが今季の原動力になりそうだ。

 久慈主将はチームのリーダーとして2シーズン目を迎え、チーム内でのコミュニケーションを重要視する考え。「選手間ミーティングでも、何かアイデア、意見を持って話をしようと確認したところ。深いコミュニケーションの先に技術的なことや精神的なものが見えてくると思う。一歩先を行った考え方をプラスしていきたい」と言う。4連覇を目指す韓国のアニャンハルラ、サハリンはもちろん、デミョンキラーホエールズ、ハイワン(いずれも韓国)が異例の大型補強を進めており、より厳しい戦いになることが予想される今季のアジアリーグ。「王子だけではなく、国内チームがしっかり結果を残さなければ日本のアイスホッケーの未来がなくなる。そういうところで僕たちが引っ張っていかないといけない」との危機感ものぞかせる。

 桜井邦彦監督は他チームの戦力を警戒しながら、「勝敗はコントロールできないが、まずはプレーオフに進むこと。下位から滑り込むのではなく、開幕からずっと圏内にはいたい」と構想。韓国勢やサハリンの個の力に対しては「このチームでの優勝だけを考えて戦う組織力で対抗したい」と語気を強める。

 チームは今月下旬から、氷上トレーニングもスタートさせる意向。また、夏場は各方面に足を運び、ボランティア活動にも精を出す。11日は王子通りの花壇整備として花植え作業を手伝った他、王子総合病院で来院者のサポートに当たった。

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