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サイクリングターミナル民間貸与へ スポーツ合宿の誘致推進-苫小牧市

2018/6/8配信

 苫小牧市は、利用者の減少で2015年3月末に廃止したサイクリングターミナル(高丘)の建物について、宿泊施設として活用を希望する民間事業者に貸し出す方針を決めた。市はスポーツ合宿の誘致に力を入れている中、その受け皿として有効活用していきたい考え。貸与の条件を整理し、今年秋にも公募を行う予定だ。

 7日の市議会定例会で、冨岡隆氏(共産)の一般質問で市が説明した。

 サイクリングターミナルは、和室12室(収容人員80人)や研修室を備えた宿泊施設として、自転車道路協会が1984年度に設置。2000年度に市へ無償譲渡した。市は06年度から指定管理者制度で施設を運営。競技団体や学生のスポーツ合宿の利用もあったが、施設の老朽化や利用者の減少で運営が困難になり、14年度末で廃止した。

 その後、市は施設を空き家状態にしていたが、苫小牧でスポーツ合宿を行う学生や社会人チームなどが増えていることから、受け入れ宿泊施設の拡充に向けてサイクリングターミナルの再開を検討。指定管理者制度による運営ではなく、民間事業者に施設を貸与して経営してもらう方針を決めた。

 市スポーツ都市推進課によると、公募はプロポーザル方式(企画提案)で選定する考えで、今年秋以降に公募。市議会の了承を得て、選定事業者との契約は19年度以降になる見通し。老朽化した施設の改修の対策、貸し出し条件などについて今後詰めていくという。

 市内でスポーツ合宿が増えているのは、市が誘致に向けて15年度に創設した補助制度が背景の一つにある。市内の宿泊施設と体育施設を利用して合宿を行う高校や大学、社会人チームなどに宿泊費を補助する内容で、特に17年度からの条件緩和で申請が急増。7~8月のスポーツ合宿シーズンは、観光客やビジネス客も多く市内で客室不足となり、受け入れを断らざるを得ない状況もあるという。

 15~16年度の補助制度は、1回の合宿で延べ宿泊数(人数×宿泊日数)が10泊以上となった場合、1人に付き1泊1000円を支給した。17年度からは延べ宿泊数を5泊以上に緩和し、1年間に複数回の利用申請も認めたところ、制度を利用し苫小牧でスポーツ合宿を行うチームが増えた。

 申請件数は15年度49件、16年度51件だったが、17年度は111件に急増。市は地域経済や地元スポーツの振興にもつながる合宿の誘致に今後も力を入れる方針で、サイクリングターミナルの活用でさらに促していきたい考えだ。

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