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中国・李首相が来道 高橋知事と会談、トヨタ北海道視察

2018/5/11配信

 来日中の中国の李克強首相は10日午後、東京での日程を終え、次の訪問地である北海道入りした。李首相は同日夜に札幌市内で高橋はるみ知事と会談し、「今回の訪問で中国と北海道の交流が一層深化することを期待している」と述べた。11日は苫小牧市のトヨタ自動車北海道や恵庭市の「えこりん村」を視察し、午後に帰国の途に就く。

 中国側によると、北海道訪問は李首相が個人的に希望した。中国首相の公式訪日は8年ぶりで、李首相自身も26年ぶりの来日。札幌市内のホテルで行った会談で高橋はるみ知事は「中国と北海道との交流は着実に進展している」と李首相に語り掛け、「私はこの交流の輪をさらに拡大していきたい」と強調した。

 李首相は「北海道は日本においても重要な農業拠点。中国側としては日本側と科学技術のイノベーションの面や農業の分野でも協力したい」と説明。この他、中国の消費者の需要に応えられる「高品質で、安全な農産品を輸入したい」との姿勢を表明した。

 さらに「今回、北海道を訪れ、先端技術を有する企業の視察もあれば、農業の視察も予定されている」と述べ、今後の本道と中国との交流拡大に期待感を示した。

 会談後、道主催の晩餐会を開催。道内の経済団体などから約110人が出席し、李首相の来道を歓迎した。

 11日午前には、札幌市で開かれた「日中知事省長フォーラム」に安倍晋三首相と共に出席した。李首相はスピーチで「中日両国は互いに重要な隣国であり、両国の平和友好を協力的に発展させることは地域にも有益だ」と強調し、日中の地域レベルの交流促進を呼び掛けた。安倍首相もスピーチし「大切なことは両国の戦略的互恵関係を目に見える形で実行に移すことだ。日中両国の地方交流、地方協力の新たな形について活発な議論を行っていただきたい」と促した。

 全国知事会が主催したフォーラムには全国知事会長の上田清司埼玉県知事ら7道県知事と、中国河北省など5省の省長らが参加した。

 この後、李首相は予定時間を20分遅れの午前11時20分に苫小牧市勇払のトヨタ自動車北海道に到着。安倍首相やトヨタ自動車の豊田章男社長が笑顔で出迎え、握手を交わした。

 「熱烈歓迎」の看板を掲げた同社はすかっぷホールには、最新の電気自動車(EV)や燃料電池車、自動運転車など車両6台を展示。李首相はそれぞれのブースで足を止め、日本の最新技術について積極的に質問。予定時間を10分以上オーバーするなど高い関心を寄せた。

 視察後に会見に応じた豊田社長は「李首相からは車の走行可能距離やコスト(販売価格)など現実的な視点で積極的な質問を頂いた。李、安倍両首相から両国の研究で全世界の自動車技術をリードしていきたいという考えがうかがえた」と話した。

 李首相はその後、環境に配慮した農業・酪農を営む恵庭市の「えこりん村」に移動し、安倍首相主催の昼食会に出席。同日午後、専用機で帰国の途に就く。 

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