4

25(木)

胆振の
明日の天気

晴れ 朝晩 くもり

19 / 8

主要

旭町のマルケイ食堂創業50年「これからも」 16~20日、6品特別価格で提供

2018/4/12配信

 苫小牧市旭町のマルケイ食堂は23日、創業50年目を迎える。宮武雄一さん(75)、しづ江さん(71)夫妻が切り盛りし、懐かしい味わいのカレーやラーメンが市民に愛され続けている。雄一さんは「これまでやってこれたのは、本当に皆さんのおかげ。これからも頑張って店を続けていきたい」と話す。

 マルケイ食堂は、1969年4月23日に開店。店主の雄一さんは、もともと横浜市で乳製品の営業マンをしていた。当時、苫東(苫小牧東部工業地域)開発でさらなる発展の可能性が語られていた苫小牧市に注目。移住を決意し、料理好きなこともあって食堂を開くことにした。雄一さんは「開店当初は正直やっていけるか不安だった」というが、店舗周辺に他の食堂が少なかったこともあり、近隣の市役所や警察署、裁判所など官公庁から出前の注文が多く入った。

 ラーメンのスープ作りにはこだわりがあり、鶏がら、豚骨をベースに秘伝の隠し味も入れたこくのあるものになっている。カレーは、カレー粉をよく練り、ラーメンスープを加えてルーを作っている。分厚いカツを乗せたカツカレーも定番商品。気さくで話し好きな夫妻の人柄を慕って常連になる人も少なくない。

 2013年8月には、その歴史を感じさせる店舗とおいしい料理がテレビのバラエティー番組で紹介され、大きな注目を集める。それまで地元のサラリーマンや高校生などが来店客の中心だったが、札幌、千歳、恵庭方面からも客が足を運ぶようになった。

 雄一さんは「みんなの支えでやってこられた。食材を吟味して体にいいものを作るように心掛けています」。妻のしづ江さんは「朝早くから仕込み作業に入る規則正しい生活をしてきたのが元気の秘訣(ひけつ)。50年山あり谷ありだったけど、今は感謝の気持ちでいっぱい」と語った。

 同店では、50年の節目を前に16日から20日まで、店内での食事に限りカレーラーメン、カレーうどん、カレーそば、カレーライス、塩ラーメン、しょうゆラーメンの6品を、それぞれ500円の特別価格で提供(各日、食材が無くなり次第終了)する。麺類注文の希望者には小ライスを付ける。

紙面ビューアー
ニュースカレンダー

週間ランキング

集計期間 04/17 〜 04/24

受付

苫小牧民報社から

クリップ保存しました
マイページへ
クリップ削除しました
マイページへ
会員登録するとクリップ登録機能が使えます。
詳しくはこちら