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共同墓への納骨始まる 予想上回る反響、すでに約200件の利用希望-苫小牧市

2018/4/9配信

 苫小牧市が高丘第二霊園に開設した共同墓で9日、遺骨の受け入れが始まった。直接合葬方式で5000体の遺骨が納められる造り。市は2月から利用申請の受け付けを開始したが、わずか2カ月で300体を超える納骨の希望が寄せられ、合葬への市民の関心の高さをうかがわせた。

 共同墓は遺骨を骨箱や骨つぼから出し、直接納める合葬方式の施設。遺骨5000体を収容できるスペースを持ち、幅8メートル、奥行き9メートル、高さ1メートルの大きさ。苫小牧石材協同組合が寄贈した樽前山のモチーフのモニュメントを中央部分に設置し、献花台やベンチを取り付けて宗教色を出さない配慮もしている。

 供用開始の同日午前9時ごろ、市内沼ノ端中央の今井政司さん(67)は両親の遺骨を納めるため、親戚6人と一緒に参列。管理人に促され、共同墓に一体ずつ骨箱から遺骨を取り出し、共同墓へ納めた。

 共同墓を選んだ理由について今井さんは「自分たちはもう高齢で、子どもたちにも迷惑を掛けられないと思い、きょうだいで話し合って共同墓を選んだ」と言い、納骨を終えて「ほっとした。ここに来られるうちは墓参りしたい」と心境を語った。

 共同墓の使用条件は、申請者が市内在住または本籍を有している場合か、故人が市内在住か本籍があった場合などとし、使用料は管理料含めて1体1万1000円。納骨スペースは当初3000体の計画だったが、市民のニーズの高さを踏まえて5000体へ設計変更した。

 市環境生活課によると、利用の申し込みは3月末時点ですでに195件(計311体)に上り、少子化などを背景に墓の継承や維持管理に悩む人が多い中、共同墓への関心の高さを物語った。親族が全くいない高齢者などを対象に、生前に共同墓利用の意思を市に伝えておく「共同墓埋蔵希望届」の申請はこれまでに1件あった。

 納骨は原則、毎週土曜日に行い、1日当たり12件までとしているが、5月までは日曜日も加えて週2日体制で対応するという。同課は「共同墓への注目度は予想以上に高い。できるだけ丁寧な対応を心掛けていくが、すでに4、5月の納骨日は満員状態」と言う。問い合わせは同課 電話0144(32)6333。

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