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地域おこし協力隊員に大学生の八木一馬さん 苫小牧市市内第1号

2018/4/4配信

 苫小牧市は、札幌の大学生八木一馬さん(21)を市内第1号の地域おこし協力隊員に任命した。全国植樹祭の跡地苫東・和みの森(市内静川)で森林整備やイベントの運営などに携わる予定。就任は2日付で、任期は最長3年間。八木さんは「3年間隊員として働き、その後苫小牧で事業を起こすことも視野に入れ、森林を通した教育関連の仕事をしたい」と意気込む。

 地域おこし協力隊は、都市部から地方に移住してもらい、地域協力活動を通じた地方での起業や定住を促す仕組み。隊員の報酬や活動費などは国が賄う。制度を導入する自治体は2009年度以降、全国で広がり、17年度は997自治体で4830人の隊員が活躍した。

 八木さんは、網走市出身。現在、札幌の北海学園大学人文学部日本文化学科の4年生で文化人類学を専攻している。社会教育主事の免許を取得する授業に出て、街づくりに興味が湧き、1年ほど前から苫小牧市内で苫東・和みの森運営協議会(大井正美会長)の森づくりや市民交流のボランティアスタッフとして参加。地域の子供たちと木を切ったり森で過ごしたりしてきた経験が、協力隊応募のきっかけになった。

 八木さんは「苫小牧は工業都市の印象が強かったが、森や海が街の近くにあることを知った」と笑顔。「和みの森を中心にさまざまな人や自然に出会い、苫小牧のことをもっと学んでいきたい」とやる気を見せる。

 今後は、協力隊員として苫東・和みの森での植樹活動や間伐など森林整備、市民向けの森林体験イベントの運営、森林の大切さを多くの人に知ってもらう「木育」の普及などに携わる。デビューは5月26日の同協議会の主催事業「月に一度は森作り!」になる予定。今月中には、札幌市から苫小牧市に転居する計画で大学には苫小牧から通う。

 八木さんの当面の任期は19年3月31日までの1年間だが、最長3年まで延長できる。

 苫東・和みの森は、07年に開かれた全国植樹祭の跡地で、森づくりの重要性を啓発する拠点として同協議会が管理運営している。大井会長は「若い人に来てもらってよかった。今まで森に専従のスタッフがいなかったので十分な市民対応をできなかった。八木さんには現場のリーダー的な存在になってほしい」と期待を込めた。

 2日、苫小牧市役所で八木さんに委嘱状を手渡した市都市建設部の粟野茂部長は「初の協力隊員だが、順調にいけば他の分野でも隊員を募集することになるかもしれない」と強調。「少子高齢化が進む中で街づくりの一環として重要な取り組みです」と語った。

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