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苫駒大、受験者わずか9人 入学者は過去最少の見通し

2018/3/13配信

 苫小牧駒沢大学の2018年度新入生の人数が、1998年の開学以降で過去最少となる可能性がある。これまでの推薦や一般など入試の受験者はわずか9人で全員が合格。17日には最後の一般入試が予定されているが、出願者はいない。駒沢大学から京都育英館へ苫駒大の経営を移管する国の認可がずれ込み、学生募集が大幅に出遅れたことも背景にある。18年度から苫駒大を運営する京都育英館にとって厳しい船出となりそうだ。

 国際文化学部キャリア創造学科(入学定員75人)の18年度入試は、推薦、一般A・B日程、センター試験利用、編入学A・B日程などの区分で、昨年12月から今年3月にかけてスケジュールを組んだ。苫駒大によると、これまでの受験、合格者数は一般A2人、編入学1人、推薦6人。このうち現在、入学手続きを進めているのは7人。17日には最後の一般入試のBと社会人特別選抜、編入学Bを予定しているが、いずれも出願者はいないという。

 また、14日に締め切りのAO型自己推薦入試の出願者も今のところいない。このため、18年度新入生は定員75人を大きく下回るのは確実で、日本私立学校振興・共済事業団からの補助金交付の条件とされる定員の半数以上に届かないことから、大学側は申請そのものを諦めるとしている。

 苫駒大の入学者は開学当初、定員200人に対し281人が入学した。その後も200人前後で推移していたが、02年度から徐々に減少。15年度には29人まで落ち込んだ。キャリア創造学科のみの募集にし、入学定員を75人に減らした17年度は57人が入学したものの、18年度は過去最少となる可能性が高い。

 こうした状況について苫駒大入試広報センターの担当者は「学生募集が出遅れてしまったことが大きな要因」と説明する。駒大から京都育英館への経営移管に関わる文部科学省の認可が昨年11月にずれ込み、高校生の進路選択の時期とのタイミングが合わなかったことが背景にあるとみている。川島和浩学長は「学生募集が出遅れたことや、経営移管をめぐる裁判が長期化したことが大きく影響した。入学者数が少なくても学生の教育に支障が生じないような体制を整える」と話した。

 18年度から苫駒大の運営に当たる京都育英館の松尾英孝理事長は「今は9人の学生が受験してくれたことをしっかりと受け止め、責任を持って大学運営を進めたい」とした上で「19年度以降は精力的に学生募集を行うと同時に、系列法人の留学生を迎え入れる体制づくりも進めていきたい」としている。

 新入生の入学式は4月8日に予定されている。

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