9

20(木)

胆振の
明日の天気

晴れ

23 / 16

主要

苫小牧市1億円突破 2017年度ふるさと納税

2018/3/9配信

 苫小牧市の2017年度のふるさと納税寄付額が1月末時点で1億3000万円超となり、制度が始まった08年度以降で初めて1億円の大台を突破した。水産物などの特産品で話題を集める自治体が多い中、「紙のまち・苫小牧」を印象づけるティッシュやトイレットペーパーなどの紙製品を返礼品に採用。実用性や品質の高さが評価され、返礼全体の9割近くを占めている。昨年9月に追加したゴルフ利用券の希望者も増えており、地元の特徴を前面にしたPRが奏功している。

 ふるさと納税は居住地以外の人が応援したいまちに寄付できる制度として、08年度に国が創設。2000円を超えて寄付すると所得税や住民税から一定の控除が受けられることから、年々需要が高まっている。

 当初は1年分の市広報誌を送付していたが、15年に返礼内容を見直し、現在はティッシュ、トイレットペーパーなどの紙製品のほか、苫小牧産ホッキ貝セット、ハスカップのお菓子セットなど1~5万円以上までの4段階で44品目をそろえる。

 近年は利便性を高める狙いから、インターネットのふるさと納税専門サイト「ふるさとチョイス」への登録やクレジットカード決済も導入。その効果により、寄付額は15年度に558万5000円(同325件)だったものが、翌16年度は15倍以上となる8563万1000円(件数6915件)に急増。今年度は直近の1月末現在で1億3086万508円(1万617件)で金額、件数ともに大きく伸びている。

 自治体間で返礼品の競争が激化する中、市は紙のまちとして地域が発展してきたことを踏まえ、ティッシュペーパーやトイレットペーパーなどの紙製品を返礼品に採用。このほか地元ブランドの豚肉セット、苫小牧東部地域で栽培された高糖度ミニトマトなど地元PRにつながる品を順次取り入れてきた。昨年9月には高額寄付者向けでゴルフ場利用券も返礼品目に加えている。

 市政策推進課によると、今年度の上位3位はティッシュなどの紙製品で全体に占める割合は8割以上。リピート率も21・6%で順調という。一般的には寄付額の半分程度が自治体収入につながるとされ、返礼品を出品する企業や業者の売り上げ増にもつながるなど経済効果も生んでいる。

 18年度はふるさと納税専門サイトの登録拡充や市内宿泊券のメニュー追加を検討しており、さらなる充実を図る考えだ。

週間ランキング

集計期間 09/13〜09/20

お知らせ

受付

苫小牧民報社から