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駒大苫高、来春に学生寮新設 近隣下宿の閉鎖続き、学習環境整備へ

2018/2/22配信

 駒大苫小牧高校(笹嶋清治校長)は来年4月、苫小牧市明野新町6に全校生徒を対象とした学生寮「敬愛寮」を新設する。最大収容人数は男子102人、女子42人。現在は野球部寮(定員44人)以外に下宿などで生活する生徒が約130人いるが、民間の下宿先が建物の老朽化などで相次ぎ閉鎖しているため、独自施設の整備を決めた。3月1日の地鎮式を経て、同月上旬に着工、来年1月に引き渡し予定という。

 寮は、市内美園町1の同校に近い苫小牧明野小学校の北隣に確保した用地約8600平方メートルに建設。鉄筋コンクリート造4階建てで、延べ床面積約2800平方メートル、施設内の区画と出入り口は男女別にする。

 原則1人部屋で、管理人が常駐。教諭も寮内で生活指導する。食堂をはじめ、コインランドリーや無線LANのWi―Fi(ワイファイ)も完備する。

 玄関の出入りには、鍵の代わりに紛失などのトラブルがなく、指先をかざすだけで解錠できる静脈認証システムを導入する予定だ。

 同校では全校生徒の約30%が自宅外から通学しているが2015年以降、下宿の経営者の高齢化や施設の老朽化が進み、生徒が利用していた9軒のうち3軒が閉鎖。下宿に空きがなく、やむを得ず近隣の社会人寮を利用するケースもあったという。道内外から部活動や仏教の勉強を目的に進学してくる生徒も少なくないため、学生専用寮の整備が急務となっていた。

 笹嶋校長は「少子化が進む中、勉強や部活動に集中できる学習環境をしっかり整えて学校の魅力をPRすることが重要」と強調。「例えば地域の人も参加できる寮の祭りを開くなど、つながりも大切にしていきたい」と展望を語った。

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