ＵＦＯの着陸跡？―。苫小牧市樽前の雪原の中に現れた、謎の巨大三角形。実は錦大沼のワカサギ釣り場を上空からドローンを使って撮影したもの。氷が張った湖面の解禁場所が三角形のため、釣り人が踏み固めたり、管理人が雪かきをしたりして自然とこんな形になった。

　錦大沼のワカサギ釣りは、今月５日に解禁。平日でも５０～６０人、週末には１５０～１７０人ほどの市民が訪れる盛況ぶりだ。にぎわいを撮影するため２０日、現地を訪問。ドローンは沼の上空約１３０メートルまで上昇して釣り場の全景を捉えた。

　上空から見て釣り人が一列に並んでいる場所は解禁場所の北端で、進入禁止のロープが張られているポイント。釣果が比較的安定している人気の場所で、自然と一列に並んで釣ることになる。

　この日早朝から４時間ほどかけて４～６センチのワカサギを１００匹ほど釣り上げた市内明野新町の男性（６７）は「久しぶりにワカサギ釣りに挑戦したけど楽しいね」と笑顔を見せた。