女子アイスホッケー日本代表「スマイルジャパン」の選手の家族らでつくる応援ツアー一行が観戦の日程を終えて１５日夜に帰国し、新千歳空港で解散した。

　一行は９日に韓国入り。江陵（カンヌン）市の関東ホッケーセンターで１次リーグ３試合を観戦した。チームはスウェーデン、スイスにいずれも惜敗し、目標だった決勝トーナメント進出、メダル獲得はならなかったが韓国・北朝鮮の南北合同チーム「コリア」を下して、１９９８年長野五輪で女子アイスホッケー競技が採用されて以来、２０年越しの五輪初勝利を飾った。

　日本は１８日から順位決定ラウンドに臨む。１次リーグで２得点を挙げた久保英恵選手（西武プリンセスラビッツ）＝苫小牧出身＝の父、章一さん（６７）は「残念という思いの方が強いが初勝利を得た安堵（あんど）感もある。残り２試合、勝ち切ってほしい。選手たちを信じて地元でテレビを観ながら応援する」と話し、期待を寄せた。