バレンタインに限定チョコいかが 音羽町の洋菓子店とパブ経営が共同開発
2018/2/7配信
苫小牧市音羽町1の洋菓子店パティスリーアリアが、市内の飲食店経営者とバレンタインデー向けのチョコレート商品を共同開発した。薫製の香りが豊かなスコットランド産のスコッチウイスキーをチョコに加え、ドライフルーツのアンズに挟んだ大人向けの味わいで、8日から14日までの限定販売。同店代表の鈴木正諭さん(49)は「女性から男性に贈る気持ちを大切にしたかった。大切なパートナーと一緒に喜んでもらえれば」と話している。
共同開発したのは鈴木さんと、苫小牧バーテンダーズクラブ会長で市内錦町のパブ「オールドファッション」代表を務める伊勢康伸さん(51)。薫香にこだわったバレンタイン向け商品の開発を進める中、伊勢さんが推奨したスコットランド産のシングルモルトウイスキー「ラフロイグ」を鈴木さんが試飲。独特な香りと味わいが特徴で「すぐにこれだと思った」と即決した。
甘さが合うドライフルーツのアンズを素材に選択。ウイスキーで香り付けしたベルギー産のチョコを口溶けの良いガナッシュにして挟み、パリパリ感が楽しめるビターチョコを上に乗せて仕上げた。チョコのほろ苦さとアンズの甘さが絶妙に合い、口の中にウイスキーの香りがふわりと上品に広がるのが魅力だ。
試食した伊勢さんは「本当においしい。ウイスキーにも合わせられるスイーツですね」と絶賛。経営するパブでも取り扱いを検討中という。2人とも本格的な共同開発は今回が初めてといい、「今後も機会があれば協力したい」と口をそろえる。
思いがけず出合ったウイスキーがスコットランド西海岸沖に浮かぶアイラ島で製造されたことから、商品名を「パティスリーアリアのボンボンショコラ"アイラ”」と命名。税込み価格で3個入り850円、5個入り1350円で8日から14日までの期間限定で販売する。
鈴木さんは「自分向けでもプレゼントでも喜んでもらえるスイーツになった。ぜひ召し上がって」と話している。