大雪像、観光客を魅了 さっぽろ雪まつり大通会場が開幕
2018/2/5配信
国内を代表する冬の祭典「第69回さっぽろ雪まつり」(札幌市、札幌観光協会など主催)は5日、メイン会場となる札幌市中央区の大通会場が開幕した。会期は昨年より1日長い12日までの8日間。今年も大雪像5基がお目見えし、初日から家族連れや観光客でにぎわっている。
西1~12丁目を使用した大通会場には、大中小合わせて118基の雪氷像を設置。陸上自衛隊やNPO(民間非営利団体)などが制作した大雪像は「ファイナルファンタジー”白銀の決戦”」「バーンスタインが遺した音楽祭」「台湾―旧台中駅」「ストックホルム大聖堂」「奈良・薬師寺 大講堂」「手塚治虫生誕90周年記念オールスターズ」の5基が完成。夜間はライトアップのほかにプロジェクションマッピングも行われ、祭典を盛り上げる。
雪の中、西8丁目で行われた開会式では、秋元克広札幌市長が「すてきな思い出を持ち帰ってほしい」などとあいさつ。まつり実行委の星野尚夫会長が開会宣言し、冬のビッグイベントが始まった。
雪まつりは、1日に札幌市東区のつどーむ会場で先行して開幕。5日は大通会場とともに、すすきの会場もイベントがスタート。3会場合わせて203基の雪氷像が並び、会期はいずれも12日まで。期間中、過去最多だった昨年の264万3000人を上回る来場者が期待されている。