韓国平昌五輪（２月９日開幕）に出場する女子アイスホッケー日本代表「スマイルジャパン」を応援する苫小牧市主催の壮行会が１９日午後、市役所庁舎内で開かれた。選手２３人と関係者が詰め掛けた市民のエールを受け、夢の舞台への決意を新たにした。

　壮行会に先立ち、岩倉博文市長を表敬訪問し、山中武司監督は「目標のメダル獲得に向けて一丸となって戦い、日本のスポーツ界に明るいニュースを届けたい」とあいさつ。ＦＷ大澤ちほ主将（道路建設ペリグリン）は「苫小牧で合宿をさせていただいている成果を出せたら。決勝トーナメントに行きます」と意気込みを語り、岩倉市長は「日本のアイスホッケー界のため、皆さんの頑張りを多くの国民に見せてほしい。よろしく頼みます」と期待の言葉を述べた。

　平昌五輪女子アイスホッケー競技は８カ国が争い、予選１次リーグＢ組に入る日本（世界ランキング９位）は、２月１０日にスウェーデン（同５位）、１２日にスイス（同６位）、１４日に韓国（同２２位）と上位２カ国に与えられる決勝トーナメント進出を目指して激突。チームは現在、苫小牧白鳥王子アイスアリーナを拠点に強化合宿を組んでおり、本番に向けて準備を進めている。