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苫小牧のホッキ貝水揚げ 17年連続日本一

2018/1/17配信

 苫小牧市の2016年ホッキ貝漁獲量は前年比30トン増の715トンで、産地の市町村別で17年連続日本一になったと、16日に同市が発表した。漁獲量全体の13%を占め、苫小牧産ホッキ貝のブランド力向上に弾みが付くと、漁業関係者も喜んでいる。

 ホッキ貝主要産地の北海道や青森、福島両県の市町村別漁獲実績のデータを苫小牧市が独自に集計し、順位を付けた。その結果、本道と両県の16年の漁獲量は5656トンで、前年より44トン減った。

 市町村別ではトップは苫小牧市で715トン。2位は根室管内別海町の489トン、3位は青森県三沢市の449トン、4位は根室市の400トン、5位は釧路管内白糠町325トン。この他、胆振管内ではむかわ町が270トンで7位、白老町は216トンで10位。

 漁が盛んな胆振管内全体の水揚げ量は1440トンで、本道と両県の合計漁獲量の25%を占める。日高管内は334トン(新ひだか町95トン、日高町94トン、えりも町83トンなど)だった。また、苫小牧市の漁獲高は、市町村別で最も多い4億1342万円で、1キロ当たり平均単価は前年より25円減の578円。2位は根室管内別海町で2億3320万円、3位は根室市の2億2514万円となった。

 苫小牧市の漁獲量は1994年の1255トンをピークに、資源保護の観点から減少傾向にある。漁に当たり苫小牧漁協は、漁獲対象を貝殻9センチ以上に規制し、5~6月を禁漁にするなど管理型漁業を徹底している。

 現在、漁を行っている同漁協の冬ホッキ部会の大島秀樹副船団長(53)は「資源量は近年増えており、中長期にわたり安定した漁獲量を維持したい」と話す。中出弘幸船団長(51)は「日本一の連続記録を更新し続け、苫小牧と言えばホッキ貝というブランド力を全国に発信したい」と意気込む。

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