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男性も料理で家事参加を 苫小牧市が「おとう飯(はん)」キャンペーン参加

2017/12/26配信

 苫小牧市は、男性の家事、育児参加を市を挙げて推進するため、内閣府男女共同参画局が提唱する「おとう飯(はん)」キャンペーンに参加することを決めた。料理に苦手意識を持つ男性も多い中、手間をかけなくてもできることを発信する運動。全国で10人目のサポーターとなった岩倉博文市長は26日、市役所でホッキギョーザを調理し「ぜひお父さんたちもおいしいご飯を作りましょう」と呼び掛けた。

 女性の社会参画促進には男性の家事、育児参加推進も不可欠だが料理経験がないため、自ら進んで料理をしようとしない男性も少なくないのが実情。内閣府が6月にスタートさせた「おとう飯」キャンペーンは、お笑い芸人で2児の父の石橋尊久さんが大使を務めるほか、趣旨に賛同した全国の都道府県や市町村の首長がサポーターとして名乗りを上げている。

 同市は2013年に道内自治体で初めて、男女平等参画都市を宣言し、10月には日本女性会議を市内で開催。さらに、男女平等参画社会の実現を目指した取り組みを一層加速させるため、同キャンペーンへの参加を決めた。

 道内で初のキャンペーンサポーターとなった岩倉市長はこの日、市役所会議室で日本女性会議苫小牧大会実行委の高橋雅子実行委員長と一緒にホッキギョーザ作りに挑戦。ギョーザ作りは初めてながら「やってみると意外に簡単だね」と話し、完成品を満足そうに眺めていた。

 調理の様子や岩倉市長のメッセージは後日、内閣府男女共同参画局のホームページ上で紹介される予定。

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