港にけあらし、船包む朝 今季最低氷点下11.2度-苫小牧
2017/12/7配信
胆振日高地方は7日も厳しい冷え込みが続き、苫小牧市では午前7時に今季一番となる氷点下11・2度まで下がった。苫小牧港・西港の港口周辺には「けあらし(蒸気霧)」が現れ、海面から立ち上るもやの中を漁船や貨物船が通過する幻想的な光景が広がった。
けあらしは水面から湯気のように霧が発生する現象。海上で蒸発した水蒸気が大気に冷やされることで起きる。西港の入り口では貨物船の倍の高さまで霧が広がり、厳しい冬の訪れを感じさせた。
室蘭地方気象台によると、北海道地方は6日から真冬並みの寒気が入り込み、日胆地方も7日朝に多くの観測地点で今冬一番の寒さを記録した。