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ライチョウ写真、道内初展示 苫小牧出身の高橋広平さん作品紹介-市美術博物館

2017/11/23配信

 苫小牧市出身の写真家高橋広平さん(40)が撮影したライチョウの写真を紹介する企画展「雷鳥・四季を纏(まと)う神の鳥」が23日、市美術博物館で開幕した。環境省指定の絶滅危惧種に指定されている「ニホンライチョウ」のありのままの姿を捉えた約80作品を通じ、自然に関心を持ち、野生生物との距離感について考えてもらいたいと同博物館が企画。高橋さんの写真展は道内では初開催となる。来年1月21日まで。

 会場には過酷な状況で生きるライチョウの様子や、積もる雪の中から顔をのぞかせるかわいらしい姿、つがいの仲むつまじい様子など、ライチョウの個性が感じられる写真が並ぶ。
 ニホンライチョウは基本的にペアを解消しないことから、縄張りを守る雄の姿や寄り添う夫婦の姿について、高橋さんは「古き良き人間の姿と重なる」と話す。

 生態の多くが解明されていないニホンライチョウは、夏は茶色、冬は真っ白に変色する。このため冬期は、姿が雪と同化することも。「積雪する木の枝に止まるライチョウを探すのも面白い」と同美術館関係者。高橋さんは雪の中で偶然に目撃したライチョウがわずかにピンク色に染まる現象を「いちごDAIFUKU現象」と呼んでおり、その姿を捉えた貴重な写真も展示されている。このほか、過酷な冬山へ向かう装備品や使用するカメラ、ニホンライチョウを撮影した動画も公開されている。

 現在長野県に住む高橋さんは2007年に知人に勧められて北アルプスを登山中、ライチョウに出合い一目ぼれ。独学で写真を学び始め、13年にはネイチャーフォトの登竜門とされる田淵行男賞岳人賞も受賞している。

 会場を訪れた大阪府の肥後まゆみさんは「鳥や自然が好きで、美術館をいろいろ回っている。写真から愛情深さが伝わってきて、すてきな写真ばかり」と満足した様子だった。

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