きょう立冬、漬物用ダイコン干し 苫小牧市内住宅地
2017/11/7配信
冬の気配を感じる日とされる立冬の7日、苫小牧市内の住宅地では初冬の風物詩である漬物用のダイコン干しが行われていた。
寒風にさらされたダイコンは、おいしいたくあんになる。50年以上前から毎年ダイコン干しを行っているという市内若草町の主婦藤田千恵子さん(75)は、先月下旬から自宅の庭に干し台を設置。ひもでくくったダイコン約50本をぶら下げた。
例年ダイコンは市販品を購入しているが、今年は初めて庭の家庭菜園で自ら育てたものを使用。あと数日で干し終え、容器に入れて米ぬかや塩と一緒に漬け込む。1月中旬には食べ頃になるという。
藤田さんは「今では町内でもダイコンを干す家はすっかり少なくなった。自分で漬けたものは格別においしい。家族で食べるのが楽しみ」と笑顔だった。