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野球

駒大苫、4年ぶり王座奪還 室蘭支部勢の激闘振り返る

2017/10/11配信

 第70回秋季北海道高校野球大会が1~9日の延べ8日間(休養日を除く)、札幌円山、麻生の両球場を舞台に繰り広げられた。来春のセンバツ甲子園出場の重要な参考となる1、2年生の新チームで挑む大一番。10支部から20校が挑んだトーナメント戦を制したのは、室蘭支部代表の駒大苫小牧だった。また、北海道栄も4強入り。両校の活躍ぶりを振り返る。

 4年ぶりの王座奪還を果たした駒大苫。特に打線の奮起は目覚ましかった。全4試合で2桁安打。チーム打率は3割6分6厘をマークした。特に旭川実業との決勝では、17安打12得点と先発メンバー全員がヒットを放つ活躍。「つながりを持ったときは、爆発力がある」と大槻龍城主将(2年)が胸を張る重量打線は頼もしかった。

 投手陣の頑張りも勝利を後押し。「一番信頼している」と佐々木孝介監督が絶賛するエース右腕・大西海翔(2年)は、全試合で先発。立命館慶祥との3回戦、連投となった準決勝の札幌日大戦、決勝の旭実戦では、1度マウンドから退いたものの、勝負どころで再登板し、勝利を呼び込んだ。3年生がいた前チームから活躍してきた実戦経験豊富な鈴木雄也(同)も、中継ぎとしてよく機能。思い切りのいい投球が光った。

 道栄は、エース荒井一帆、才木海翔の2年生右腕が躍動した。初戦の帯広農業戦は荒井、才木のリレーで相手打線を完封。続く函館工業との3回戦は、「抑えるのが自分の役目」と先発才木が持ち前の球威のある直球にスライダーを織り交ぜながら完投して見せた。

 旭川実業との準決勝では、再び荒井が先発。強打が売りの相手に粘投し、4回途中からマウンドを継いだ才木も踏ん張りを見せた。ただ、函館工業戦で2桁安打を放っていた打線が不調。最終九回の代打攻勢で1点差に詰め寄りはしたが、投手陣を援護し切れなかったのは痛かった。

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