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とましんビーチコーミング、今年で10年目 環境意識向上に一役

2017/9/13配信

 苫小牧信用金庫が中心となって企画し、海岸でごみを拾う「とましんビーチコーミング」の活動が今年で10年目となり、市民の環境意識の向上に一役買っている。北海道教育大学札幌校の鈴木明彦教授の指導で、参加した市民らが苫小牧市の浜に打ち上げられたり、捨てられたごみを拾い集め、研究資料に生かす取り組み。毎年200~300人が集まる活動として定着し、ごみ量減少の成果も生んでいる。

 ビーチコーミングは、海岸に流れ着いたごみなどの収集や観察などを行う活動。同金庫は地域の環境保全活動として、2008年にスタートし、毎年春から夏にかけて汐見町と高砂町のふるさと海岸で実施。発泡スチロールやビニール袋、たばこの吸い殻といったごみを拾い集めて分類し、鈴木教授に研究資料として提供している。

 集めたごみの個数は、08年に3607個あったが、その後、減少傾向に。13年は716個で1000個を下回った。今年は6月に実施し、収集個数は609個と過去最少となった。今年のごみも「発泡スチロール破片」「プラスチックシートや袋の破片」「たばこの吸い殻・フィルター」「ロープ・ひも」など多岐にわたり、活動初年の08年に比べていずれも大きく減ったという。

 苫小牧でのビーチコーミングについて、鈴木教授は「継続的な実施でごみが減った。海岸環境の保全に対する参加者の関心も高まっている」と活動の成果を評価する。

 鈴木教授によると、海岸でのごみの投棄は、海の環境にさまざまな影響をもたらすという。環境ホルモンを含んだプラスチック類や発泡スチロールなど目に見えない小さなごみを魚介類が食べ、食物連鎖で人の健康への影響も懸念されている。

 鈴木教授は日本や海外の海岸で調査研究を続けており、国内にごみによる汚染が目立つ海岸もあるとし、「研究成果を周知し、ビーチコーミングの意義を広めたい」と話している。

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