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アニメ聖地88に苫小牧市も 僕だけがいない街の風景モデル

2017/9/6配信

 一般社団法人アニメツーリズム協会(東京)は、今夏初めて公表した「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」で、苫小牧市をアニメの聖地88カ所の1カ所に認定した。アニメの舞台となったまちを選定し、訪日観光客などの呼び込みにつなげる取り組み。苫小牧市は、漫画家三部けいさんの人気漫画「僕だけがいない街」に描かれた風景のモデルとされ、まちをアピールできるとして地元観光関係者は喜んでいる。

 国もバックアップする同協会は、交通機関や旅行、出版など民間企業が集まって2016年9月に設立し、「機動戦士ガンダム」シリーズで知られる富野由悠季監督が会長を務める。事業では「アニメ聖地」を選定し、官民連携で周遊ルートを整備することで、訪日観光客の入り込み増や地域活性化を目指す。

 同協会によると、選定方法は、インターネット上で国内外のアニメファンによる投票(16年7月から17年6月、投票数約5万票)のほか、地方自治体、観光協会など関係機関との協議で総合的に判断したという。8月に発表した18年版のアニメ聖地として北海道から沖縄まで88自治体を選定。道内では苫小牧市のほか、旭川市、洞爺湖町、函館市も選んだ。

 苫小牧市は、人気漫画「僕だけがいない街」の風景のモデルとして知られる。作者の三部さんの出身地でもあり、作品に苫小牧の景色が描かれ、まちを訪れるファンも少なくない。こうした中で苫小牧がアニメ聖地に認定されたことに地元ファンも喜ぶ。

 市内北栄町の主婦阿部ゆかりさん(42)は、三部さんの作品が大好きで「苫小牧市営バスの廃車を部活の倉庫に使う光景が描かれるなど、子供の頃の体験を思い出す」と話し、聖地認定を歓迎する。

 苫小牧観光協会の藤岡照宏専務は「アニメは熱狂的なファンが多く、認定が観光客の入り込み増につながれば」と期待。観光協会は今年度、漫画作品に登場する場所やドラマロケ地などを示すマップの作成を考えているという。

 アニメツーリズム協会は今後の展開として聖地認定プレートや、訪れた人が記念の押印ができるスタンプ、作品関連展示物の設置などを各自治体との協力で進める。旅行ツアーや広域観光ルートの設定にもつなげていき、既に岐阜県飛騨市や鳥取県境港市など全国7市と協議を行っている。同協会は「いずれ苫小牧の関係者とも話し合いたい」と意欲を見せる。

 日本のアニメは海外からも高く評価され、世界中にファンが広がっている。同協会は来年以降もアニメファンによる投票などで新たな聖地を加え、オールジャパン体制でアニメを生かした観光立国を推進していきたいという。

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