グランプリはファームソレイユ・渡邊拓さん 苫小牧スイーツ選手権
2017/9/2配信
第5回苫小牧スイーツ選手権(苫小牧信用金庫主催)が2日、同金庫本店で開かれた。市内の菓子店3店から8人のパティシエが洋生ケーキ部門に挑み、グランプリ(苫小牧市長賞)にファームソレイユの渡邊拓さん(26)のムースケーキ「ショコラ・ロゼ」が輝いた。
渡邊さんのグランプリ獲得は2年連続。「ショコラ・ロゼ」はムースショコラや甘酸っぱいフランボワーズ(木いちご)ソースなどを使用した作品で、「考えて作ったケーキを評価してもらえてうれしい。お客さんに喜んでもらえる瞬間が一番のやりがいなので、多くの人に味わってもらえれば」と受賞を喜んだ。
準グランプリの苫小牧商工会議所会頭賞とデザイン賞には同店の伊勢友香さん(24)、準グランプリの苫小牧信用金庫理事長賞には三星沼ノ端店の深澤加奈さん(21)、優秀賞の苫小牧民報社賞にパティスリーアリアの川上麻衣さん(24)、同賞の北海道新聞社苫小牧支社賞に三星沼ノ端店の吉本香朱美さん(25)が輝いたほか、3人に敢闘賞が贈られた。
また、審査のない焼き菓子部門には、パティシエ2人が計3品を出品した。
同選手権は苫小牧のスイーツ文化を盛り上げようと、2013年から毎年開催している。今回は菓子作り研究家など8人の審査員が作品の味や色合いなどを採点、合計点数で順位を決めた。各店の作品は近く、それぞれの店頭で販売される。ホテルニュー王子調理部長の鈴木靖審査委員長は「見栄えがかわいらしく、パティシエの頑張りが感じられる。全体的に甘さを控え、食べやすく、今後の苫小牧のスイーツの発展につながっていけば」と講評した。