空港、フェリーターミナル混雑、Uターン始まる 実家でゆっくり「楽しかった」
2017/8/16配信
お盆を実家などで過ごした人たちのUターンラッシュが始まった。新千歳空港ターミナルは15日、苫小牧西港フェリーターミナルも16日朝から、本州に向かう乗客や見送りの家族らで混雑している。各船社や航空会社は18日から20日がUターンのピークになるとみている。
苫小牧フェリーターミナルの売店「メモリア」では、北海道名菓などの土産品を買い求める人たちで大混雑。宮城県石巻市の手代木茶由利さん(41)は12日から家族3人で苫小牧市内の夫の実家に滞在。「カラオケに行ったりして楽しかった」と笑顔を見せた。
フェリーに乗船した家族連れが別れを惜しんで見送りの親族に手を振る光景も。ターミナル屋上の送迎デッキで孫などの見送りに来た市内の男性は「台風みたいな日々がようやく終わったけど、少し寂しくなる」と話した。
苫小牧―八戸間を1日4便運行している川崎近海汽船(シルバーフェリー)苫小牧支店は「今年の休み期間中は上下便とも夕方・深夜便の予約割合が高い状況が続いている」と説明。18日夜から20日まではキャンセル待ちが出ている状態といい、各航路も20日まで混雑が続く見通しだ。