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屋根付き岸壁整備着工 作業環境改善や輸出拡大に期待

2017/7/28配信

 室蘭開発建設部は苫小牧港・西港漁港区で屋根付き岸壁の整備工事を始めた。道産食品の輸出拡大を目指す国土交通省の「農水産物輸出促進計画」に基づく環境整備の一環。3カ年で全長251メートルを整備する計画で、初年度の今年は漁港区西側の約52メートル区間を施工する。地元漁業者は「厳冬期でも荷さばきの作業がしやすくなる」などと歓迎している。

 同漁港区が整備されたのは1972年。長年にわたる利用でコンクリート製岸壁の劣化も目立っていた。屋根付き岸壁整備はこうした漁港区での作業環境を改善させ、水揚げされた水産品の品質向上を図ることで、輸出拡大などにつなげるのが狙い。道内では苫小牧港を含む5港湾で同様の工事が行われる計画だ。

 室蘭開建は今年度、総事業費約2億6600万円を投じて苫小牧漁港区に高さ4メートル、幅8・5メートルの屋根を設置するほか、岸壁の破損部分も補修する計画で、25日から工事に着手。地元漁業者によると、これまで岸壁で行っていた魚の網外しなどの作業環境が改善され、後継者不足の解消に寄与する効果も期待できるという。苫小牧漁協の長山和雄専務は「漁業者の安全・安心だけでなく、水産物の品質向上や地元漁業の発展にもつながる」として、長年要望してきた環境改善の事業に期待を寄せる。

 同事業では、「連携水揚港湾」とする苫小牧港、紋別港、根室港、増毛港、枝幸港の5港で屋根付き岸壁を整備。「輸出拠点港湾」とする石狩湾新港では、小口貨物の積み替え施設と冷凍・冷蔵コンテナ用電源供給設備を整備する。苫小牧港は輸出拠点港湾にもなっているが、対象設備がすでに設置されていたり、今後設置予定のため、屋根付き岸壁のみ整備される。

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