苫小牧市美沢のノーザンホースパークは、敷地内にある馬の資料館「ホースギャラリー」をリニューアルした。競走馬育成に関する展示品がずらりと並び競馬ファンのみならず、観光客からも人気を集めそうだ。

　同ギャラリーは１９９５年に開設。競走馬に関するさまざまな展示を行ってきた。リニューアルは、ノーザンホースパークが２０１９年に開園３０周年を迎えるのを前にした記念事業の一環で壁のペンキを塗り替え、展示品も入れ替えた。

　１階には日本有数の競走馬生産育成牧場・社台グループ創始者の故・吉田善哉氏の歴史、競走馬の優勝トロフィーや写真、サラブレッドの血統に関する資料などを展示。２階はサラブレッドの競り市セレクトセールに関する資料が並ぶ。セールでの落札に使われる鑑定台を３分の１程度に縮小したレプリカもある。展示の解説文は日本語と英語で併記され、海外からの観光客にも対応している。

　ノーザンホースパークの吉田勝已社長は「競馬好きの人も競馬を知らない人も楽しめる」と語った。