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白老・ポロト温泉整備事業の優先交渉権者に星野リゾートグループ

2017/7/8配信

 アイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間」の整備に伴い、ポロト湖畔の旧ポロト温泉を移転、新築する温泉施設の建設・運営業者の優先交渉権者に、星野リゾート(長野県軽井沢町)グループの八重山ホテルマネージメント(沖縄県竹富町)が決まった。「森の空気に包まれるポロト湖畔の温泉宿」をコンセプトに、湖に面した45室の宿泊棟、日帰り客も受け入れる温泉棟、フロント機能を持つレセプション棟を建設する予定。星野リゾートが全国展開する温泉旅館「界」ブランドに位置付け、上質な施設を目指している。

 町は、ポロト湖畔の民族共生象徴空間の整備で3月末に営業を終了した旧ポロト温泉の後継施設の運営事業者を公募。3社が応募し、6月28日の選定委員会で各社から提案された事業企画を基に審査した結果、同社を優先交渉権者に決めた。

 施設の建設予定地は、象徴空間の国立民族共生公園に隣接した約9200平方メートル。レセプション、宿泊、温泉の3棟を合わせた施設規模は、建築面積約2840平方メートル、延べ床面積約5251平方メートル。2階建てのレセプション棟は、フロント機能やラウンジのほか、地域の観光情報などの書籍類を置いたトラベルライブラリーを併設。地域の個性を生かし、アイヌ民族の伝統芸能を楽しめるサービスも予定している。

 温泉棟は2階建てで、1階が日帰り客用、2階が宿泊者用の入浴施設。日帰り入浴は男女各二つの浴槽を備え、利用料金は一般で1000円程度、町民は400円程度とする。にぎわいゾーンとしてウッドデッキも設け、同公園の来訪者にも利用してもらいやすい施設の構造を考えている。

 3階建ての宿泊棟は、客室45室を備え、アイヌ民族の伝統工芸などを施した「ご当地部屋」を用意。湖畔に面した客室は圧迫感を持たせないよう2階構造とし、湖と森に囲まれた温泉宿のイメージを創出する。

 森を再現するための植栽も行い、湖周辺に広がるポロトの森(ポロト自然休養林)との調和を重視した景観設計を予定。同社は今後、本社所在地を白老町に移し、社名を「白老ホテルマネジメント」に変更する。雇用は60人弱程度を見込んでいる。

 町は今後、同社と交渉を行った上で、12月ごろに事業協定を締結。その後、建設予定地の町有地を同社に売却し、2018年6月に実施設計、19年3月に工事に着手し、20年4月の開業を目指す。

 星野リゾートは、温泉施設やリゾートホテルなど国内外で37施設を展開。道内ではトマム、旭川でホテルなどを運営している。ポロト湖畔に建設する温泉施設は、道内初の「界」ブランドとなる。

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