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道産食品移輸出拡大へ 産学金による推進協議会設立-苫東地域拠点

2017/6/30配信

 苫小牧東部地域(苫東)を拠点に道産食品の移輸出拡大を目指す産学金連携組織「北海道フードロジスティクス・イノベーション推進協議会」(座長・石井吉春北大公共政策大学院特任教授)が29日に設立された。札幌市内で開かれた初会合には、食品製造や農業団体、物流、大学など各分野の関係者らが出席。苫東地域や苫小牧港を軸とした物流体制の構築、食産業集積など具体的な議論を本格化させる。

 協議会は、港湾運送・倉庫業の第三セクター苫小牧埠頭(苫小牧市)が2019年4月に苫小牧港・東港区に開設する大型冷蔵倉庫を生かし、苫東地域や苫小牧港を拠点とする物流体制を構築して移輸出拡大を目指す組織。苫小牧埠頭、株式会社苫東、北海道大学が発起人となり、関係企業・団体に呼び掛けて設立した。

 食品加工や農業団体、物流、金融など17社・団体から約30人が参加した初会合は、札幌市の北大で開催。石井座長はあいさつで「食関係の物流の新しい可能性を探りたい。苫小牧港などの活用を想定しているが、道内全体の底上げも目指していく」と述べた。

 この後、出席者からは、物流に関する課題としてトラックドライバー不足の対策、近年相次ぐ自然災害を踏まえた農水産品の安定出荷体制の強化、輸送コスト削減などが挙がり、今後の協議に向けた課題洗い出しの必要性を確認した。

 協議会は今年度、3~4回の会合を重ね、苫東地域の視察やアンケート調査などで道内物流の課題を把握。物流体制の高度化、北海道ブランド食材の高付加価値化による輸出拡大、食品加工産業の育成を目指した事業の方向性を検討する。また、近年、食関連産業の進出が進む苫東地域で、物流と食品加工機能を一体化させた食産業モデル基地の創出も視野に協議を進める。

 発起人メンバーの橋本哲実苫小牧埠頭社長は「物流を取り巻く課題について共通認識に立てたのは大きい。物流をめぐる新しい発想は必要であり、連携を大事にしたい」と話した。

 協議会には札幌市の洋菓子メーカー・きのとや、セコマグループの食品卸セイコーフレッシュフーズ、とまこまい広域農協、ホクレン、JR貨物北海道支社、北海道空港、日本通運札幌支店、北洋銀行苫小牧支店、北海道銀行苫小牧支店などが参加している。

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