イコロの森でササの花咲く 稲穂に似た紫色の花穂
2017/6/23配信
苫小牧市植苗の屋外庭園施設イコロの森で、珍しいササの花が咲いている。花を咲かせるのは「60年に1度」とも「120年に1度」とも言われ、訪れる人たちの注目を集めている。
ササが咲いているのは、施設内のウッドランドガーデン。5月下旬にササの葉が落ち、高さ1メートルほどの茎の先に稲穂に似た紫色の花穂が付いているのをガーデナーが見つけた。
6月上旬には開花し、花穂からクリーム色の花が飛び出していた。今が花盛りという。
庭園を訪れた来場客は「初めて見た。とても珍しい」と口々に。ササは花を咲かせると秋にはムギに似た種をつくる。
施設のガーデナー北村真弓さん(46)は「2008年の開設以来、継続して庭を管理してきたがササの花が咲いたのは初めて。実物を見るのも初めてのことでとても驚いている」と語った。