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夏至の風景 平取二風谷のオプシヌプリに夕日すっぽり

2017/6/21配信

 アイヌ民族の伝説が残る平取町二風谷の山、オプシヌプリ(アイヌ語で穴空き山)で20日夕、尾根のくぼみに夕日がすっぽりと収まる光景が見られた。夏至の時期にだけ目にできる現象。山を見渡せる沙流川の岸辺に町民らが集まり、スマートフォンのカメラで神秘の風景を撮影する姿もあった。

 一年で昼の時間が最も長い夏至の前後4~5日程度の間に現れる自然美。今年も21日の夏至を前に、オプシヌプリのくぼみに夕日が沈む現象が見られるようになった。

 山頂近くにある幅約14メートルのくぼみはもともと、上部がつながった円い穴だった。しかし、1898(明治31)年に崩れ、現在のくぼみ状になった。伝説によると、この穴は、アイヌ民族に生活文化を教えた神「オキクルミカムイ」が矢で射抜いた跡とされる。

 この山を含む沙流川流域は2007年に文化庁の重要文化的景観に選定された。

 幻想的な落日の光景に見入っていた同町の主婦仲谷優香さん(29)は「初めて見たが、きれいに夕日が収まって感動した」と話した。

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