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苫小牧駅南口「スカイウエー」撤去検討 景観悪化、老朽化による事故懸念

2017/6/17配信

 苫小牧市は16日、JR苫小牧駅南口と旧大型商業ビル・苫小牧駅前プラザエガオをつなぐ市所有の上空通路「スカイウエー」の撤去を検討する方針を明らかにした。旧エガオビルの閉鎖を契機に通行止めにし、3年近く利用していない施設の放置は駅前の景観を悪くし、老朽化で事故を招く危険性も懸念されるため、対策が必要と判断した。同日の市議会定例会で、谷川芳一氏(会派市民)の一般質問に答えた。

 駅南口と旧エガオビルを結ぶスカイウエーは地上高さ5・5メートルで、全長65・7メートル、幅員3・8メートル。同ビル運営企業サンプラザが買い物客の利便性を高めるため1990年に建設し、市に譲渡した。しかし、サンプラザの経営破綻によるビルの閉鎖に伴い、管理者の市は2014年9月、安全管理や維持経費の問題から通行止めの措置を取った。現在、市職員が毎月2回程度、パトロールを行って安全管理に努めている。

 一般質問で谷川氏は、スカイウエーの現状を踏まえ「駅前が暗い。(駅前開発が)動きだしたことを示す必要もあるのでは」と指摘し対策を求めた。

 市総合政策部の福原功部長は「景観的に良くないとは感じている。エガオビルと一体ではなく、関係機関と協議し、撤去を含めた判断も必要と思う」と答弁。旧エガオビル解体と跡地利用の問題とは切り離し、対策を講じる必要性を示した。

 市は駅南口スカイウエーの対策よりも、旧エガオビルの跡地利用を含めた駅前再整備の検討を優先してきた経緯がある。市はビルや土地の権利を集約し、ビル解体を前提に再開発を希望する民間事業者へ無償譲渡する方針を立て、今年2月までに建物の権利集約を終えた。しかし、残る土地の権利集約で足踏み状態が続いている。

 長く通行止めになっているスカイウエーに対する市民の反応はさまざま。中心部の商店街をよく訪れるという市内若草町の男性(66)は「観光客が目にする駅前の光景として、薄暗く、良くない印象を与えるような気がしていたので、撤去した方がいい」。一方、旧エガオビル前の停留所でバスを待っていた市内明徳町の50代の女性は「通路がちょうど雨よけになっていて、無くなると不便。エガオ跡地に新しい施設ができた時にはスカイウエーは必要と思うので、残した方がいいのでは」と話していた。

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