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勇払原野のオオジシギ生息調査 前回より3割減少-日本野鳥の会

2017/5/22配信

 日本野鳥の会(本部東京)は21日、苫小牧市の勇払原野一帯で渡り鳥オオジシギの生息状況調査を行った。生息数が2001年の前回調査時に比べ、3割減っており、道路の敷設など環境の変化が影響したとみられる。同会は、さらに調査データを精査して、オオジシギの保護と勇払原野の保全に役立てたい考えだ。

 オオジシギは、環境省レッドリスト準絶滅危惧種の渡り鳥で全長約30センチ。夏は北海道や本州の草地などで繁殖し、冬はオーストラリア周辺で過ごす。個体数の減少が懸念されており、日本野鳥の会は昨年、オオジシギ保護調査プロジェクトを立ち上げた。

 今回の調査には同会の職員や道内各地の支部会員、オーストラリアの自然保護関係者など約30人が参加。双眼鏡や調査用紙を手に6班体制で作業した。

 ウトナイ湖周辺や弁天沼周辺、勇払川の川岸、弁天の海岸など59カ所で各5分間、オオジシギが飛んでいる数のほか「ズビャーク」という鳴き声や求愛行動のために飛行して出す風切り音「ザザザッ」の観測時間を記録した。

 その結果、飛行個体数は16年前の前回調査時に、59カ所で107羽が確認されたが、今回は暫定値で77羽。28地点で計30羽減った。特に植生など環境の変化があったウトナイ湖南側、新しい道路(道道259号上厚真苫小牧線)ができた一帯、草地が畑になった弁天の海岸の北側などでの減少が著しかった。

 同会保全プロジェクト推進室の田尻浩伸室長は「身近だと言われていた鳥がいつの間にか少なくなっている。オオジシギと勇払原野を守っていかなければならない」と語った。

 同会では来年、同様の調査を全道規模で行う予定。

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