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自然共生型を基本に 苫小牧版IR構想策定

2017/3/29配信

 苫小牧統合型リゾート(IR)推進協議会(藤田博章会長)は、苫小牧版IR構想「北海道ホワイトIR構想」をまとめた。新千歳空港に近接する苫小牧市植苗の民有地を建設予定地とし、「自然共生型IR」をコンセプトにハイクラスのホテルやショッピングモール、レストラン、カジノ場、温泉施設など国際リゾート施設を整備するという内容。利用者は国内外から年間1000万人、開設後の消費の経済効果は同1580億円(最大)と見込み、同協議会はIR構想を関係各方面にPRし、誘致につなげたい考えだ。

 同協議会はIR誘致に向けて経済界を中心に昨年8月に設立。米国のカジノ施設や事業者の視察、勉強会などを重ね、苫小牧版IR構想作りを進めてきた。

 取りまとめた構想では、新千歳空港に近い市内植苗の民有地883ヘクタールをIR予定地に設定。樽前山麓の森林が広がる環境を生かした「自然共生型IR」をコンセプトとし、建築面積は敷地全体の0・95%にとどめるとした。

 敷地内にはホテル、レストラン、ショッピングモール、カジノ場、温泉施設、国際会議場や見本市、競走馬の品評会、動員20万人規模の音楽フェスなどエンターテインメントに利用できる施設などの整備を想定。各施設のゾーン面積は39万6400平方メートルとした。カジノ場については建築総面積の3%程度にとどめるとしている。

 また、新産業創出型IRとして地熱・太陽光発電やロシア極東地域からの天然ガスなどを組み合わせたエネルギーネットワークを構築。地元資本のエネルギーセンターを設立しIRへのエネルギーを供給する。新千歳空港からのアクセスとして、空港とIRをつなぐ新たな道路を整備するとしている。

 建築費の規模は最大で1500億円と想定。建設時の雇用や資機材の購入などで2800億円の経済効果を見込む。また、開設後の利用者数は年間1000万人で、それに伴う直接消費の経済効果は同1580億円。資材購入や従業員の消費など施設運営に係る経済効果は同2230億円とし、施設の雇用人数は延べ2万5200人と推計した。IRがもたらす収益は森林資源保護の財源としても活用するとしている。

 同協議会は、苫小牧版IR構想を今後の誘致活動に生かす考えで、藤田博章会長は「苫小牧ならではの自然共生型IRで、海外の富裕層はもとより、地元からも家族連れで楽しめるような施設を予定している。苫小牧でIRが一日も早く実現するよう、精力的に活動していきたい」と話している。

 同協議会が構想で示した建設予定地の近くでは、森トラスト(東京)関連企業が海外富裕層の需要を取り込む高級ホテルなど長期滞在型リゾート開発を計画している。
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