7

23(日)

胆振の
明日の天気

晴れ時々曇り

27 / 19

主要

一般会計753億円 苫小牧市2017年度予算案発表

2017/2/16配信

 苫小牧市は16日、2017年度予算案を発表した。一般会計は16年度当初予算比3・2%減の753億1600万円で、2年連続で前年度割れとなった。人口減少と少子高齢化の進展を見据え、福祉や子育て、雇用に関連したソフト事業を重視し、ハード事業は老朽化施設の更新や防災対策など必要最小限に抑えた。市の大作戦シリーズでは2年連続で、第3弾「ふくし大作戦」を展開する。岩倉博文市長は3期目最後のフル年度予算のかじ取りに挑む。

 17年度予算案は▽活気みなぎるふくしのまちづくり▽安心・安全なまちづくり▽財政基盤強化―の3本柱を設けて編成した。

 特別、企業も含む全会計の総額は1・6%減の1324億8000万円。主要事業に絡む一般財源は16年度比1億円増の52億円を確保した。「ふくしのまちづくり」の関連予算として約20億円計上、子育て・健康関連事業にほぼ半分を充てた。主な事業では、3子目の保育料無償化拡大や新生児聴覚検査助成、困り事を抱えた家庭をサポートする養育支援訪問事業を新たに始める他、2施設分の小規模保育施設整備補助(1億2000万円)、4施設分の私立保育所、認定こども園への施設整備補助費(8億40000万円)を盛り込んだ。

 16年度に取り組んだ「ふくし大作戦」も継続し、地域福祉の担い手づくり、ネットワークの構築を目指す。今年10月13~15日に市内で初めて開かれる「日本女性会議2017とまこまい」には開催事業費として4400万円を盛った。

 景気刺激効果も持つ土木、建築の公共事業費は一般、特別、企業会計の総額で139億2100万円。16年度比で24億6300万円減(15%減)となり、7年ぶりの前年度割れとなった。日新町の市営住宅2棟の建て替えで10億円、沼ノ端クリーンセンターの焼却炉改修などで15億円を計上したが、全体的に大型施設の更新工事が減ったことが前年度割れの背景にある。

 教育関連施設では、改修や新設など設計関連の費用計上が目立つ。ウトナイ地区への中学校新設や、小・中学校の大規模改修など実施設計の他、遅くても21年度までに開設する第2学校給食共同調理場の基本設計にも着手する。

 歳入は、決算見込みを踏まえて市税収入を16年度並みの273億7500万円としたが、地方消費税交付金は家庭消費の減退から3億円余り減収する見通しとした。高齢者や障害者、生活困窮者などを支援する扶助費は4億3000万円余り増えて246億円に。経常収支は16年度より2億7100万円減の37億円台とみており、一般財源の52億円を確保するため、基金などを取り崩して工面する。借り入れの普通債を41億円計上し、償還見込み額(36億円)を上回る状況となった。

 16日の記者会見で、岩倉市長は「経済都市として雇用は大きな課題。福祉、子育て、雇用の融合で、子育て世帯が雇用の場に出て行ける環境づくりを進めたい」と説明した。

週間ランキング

集計期間 07/16〜07/23

お知らせ

受付

苫小牧民報社から